〜心のままに歩く旅〜
10日間の夢が終わる。エレーナの家を離れ、ひとりパリへ

10日間の夢が終わる。エレーナの家を離れ、ひとりパリへ

冒険の記録, 出会い, 面白い体験
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エレーナの家での10日間の夢が終わり、ひとり雨のパリへ向かった日

朝8時。パリのオルリー空港からホテルまでどうやって移動するのかわからなくて、不安で目が覚めた。

エレーナの家で最後のシャワーを浴びて、服を着替える。念のため薬を飲む。下に降りると、エレーナはまだ起きていなかったので、僕が起こしに行った。

最後の朝ごはん

最後の朝ごはん。コーヒーと、パンオショコラ、バゲット、みかん、バター、ジャム。

10日間、本当にあっという間だった。エレーナとの年越しを過ごした10日間。人生で忘れられない思い出になった。後悔は1ミリもない。日本に帰ったら、あれは夢だったのかなって思うだろう。でも、夢ではなく、現実。僕は自分の力で、ここまでたどり着いた。優しくて温かいエレーナの家族に恵まれて、すばらしい年を過ごすことができた。

彼女の家族は今までお世話になった家族の中で、一番居心地が良かった。家族といっても、エレーナとお母さんしかいないけど。そこに大きなエネルギーのドミニクが加わって、バランスがよくなる。エレーナのお母さんが、僕のおばあちゃんに雰囲気が似すぎているので、本当に親近感を感じた。

本当に、すばらしい家族に恵まれて、フランスの1週間を過ごすことができた。心から感謝しているし、絶対に忘れない。ありがとう。エレーナとエレーナのお母さん。

僕が朝ごはんを食べていると、エレーナは胃の薬を飲んでいて、すごくまずそうな顔だった。僕は眠たくて、眠たそうにバゲットを食べていた。エレーナは喉が痛いのか、はちみつをすごくゆっくり食べていた。

そのエレーナがとても美しく感じる。今日はファッショナブルな黒色のセーターを着ていて、余計に美しい。バックグラウンドではジャズがかかる。Nat King ColeのWalkin' My Baby Back Home。なんて優雅な朝なんだろうって。こんなジャズを聞いてこのような生活をしていると、とても濃い人になるよなぁって思った。

空港へ

みかんを食べながら、オルリー空港からホテルまでの移動が心配で、体を動かさずにはいられなかった。「僕、実は緊張してる」って言うと、エレーナは「知ってる」って。タクシーは40ユーロくらいかかるので、どうにかして公共交通機関を使いたかった。

ATMで250ユーロを引き出してから、空港へ。エレーナのお母さんが運転してくれた。一番最初、僕たちはブラニャック国際空港で会った。そこからお母さんとお話をして、エレーナの家にたどり着いた。今度は、エレーナの家から空港へ。最高の時間が終わってしまう。

お母さんは駐車場で待っているとのことだったので、お別れはここだった。僕はお母さんのところへ行って、コロナに感染しているけど、強く手を握って握手をした。本当にありがとうございましたって。すべてに感謝していますって。サルル=デ=カネダで買ったフォアグラの鳥の置物をプレゼントした。一個は自分の家へ、一個はエレーナのお母さんへ。家に飾ってくれたら、家族の絆ができる。

昨日の夜に書いた手紙も渡した。エレーナにはA4用紙の裏表に、小指の爪の3分の2くらいの文字で、たくさん書いてしまった。僕の感情をたくさん書いたので、なにを書いたのかあまり覚えていない。

もう一度、お母さんと握手をした。次回は僕のおばあちゃんを連れてきますって伝えて、僕たちは空港へ。

エレーナとのお別れ

エレーナと一緒にチェックインカウンターへ。エールフランスは手荷物12キロまでOKだった。オンラインチェックインしてあったけど、紙の航空券ももらった。

最後に、エレーナには本当にありがとうって抱きしめた。寂しくなるよって。また次会うのは、日本に来た時か、エレーナの大学院が決まった先に遊びに行けるといいなぁって。

エレーナとは最後に手を握って、ばいばいああああああ!って。手を振ってバイバイした。

チケットをスキャンして空港の中へ。日記を書こうと思ったけど頭が重くて、友達と電話をしていた。

トゥールーズからパリへ

搭乗の時間になり、飛行機に乗り込む。今日は人が全然いなくて、後ろのほうはガラガラだった。一番後ろの席に座っていたので、キャビンアテンダントが「好きなところに移動していいよ」って。エッフェル塔が見えるのはどっち?って聞いたら右側だったので、右側に移った。

眠たくて寝てしまったけど、15分くらいでもう下降のアナウンス。全く寝られなかった。天気が最悪で雨の日だったので、エッフェル塔はかすかにしか見えなかった。

ひとりのパリ

オルリー空港に到着。ホテルの住所を調べると、緑色ラインの終点のNation駅だった。バスチケットを購入して乗り込む。疲れていたので、座れてよかった。20分くらいで中心街に到着し、そこからメトロへ。

メトロの場所がわからず、途中で雨も降り出してきた。売店の人に聞いたら、英語を話してくれた。パリの人は笑顔がなく英語を話さないという固定観念があったけど、そうではなかった。

メトロでは警戒していたけど、スリなんてなくて普通だった。パリのメトロは1区間がすごく短い。建物はとても綺麗だけど、天気が最悪で、今のところトゥールーズのほうがよっぽど綺麗だと思った。

ホテルに到着。部屋は2段ベッドの2階で、キッチンもなく、飲食の持ち込みもできない。コワーキングスペースもないので、近くのバーガーキングへ。Lセットバーガーを注文して5.8ユーロ。めちゃくちゃ安かった。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後、Web制作を独学で学び、2022年よりフリーランスとして活動開始。現在は世界一周をしながら、Webエンジニアとして働きつつ、「旅するように生きる。感動するように働く。心でつながる。」をテーマに、ブログ・YouTube・SNSで発信を続けている。観光地を巡るのではなく、“その国の空気を吸い、その土地で暮らすように滞在すること”を大切にしている。将来の夢は、ヨーロッパに拠点を置き、クリエイティブで多国籍なチームをつくり、国境を越えたプロジェクトを生み出すこと。そして、自ら操縦桿を握るパイロットになること。音楽とファッションは人生のインフラ。イヤホンには非常に辛口。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻