〜心のままに歩く旅〜
午前1時30分起床、Jeep500台、MadMaxの砂漠——ブロモ山の1日

午前1時30分起床、Jeep500台、MadMaxの砂漠——ブロモ山の1日

面白い体験, ストーリー, 出会い
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午前1時30分起床、2時出発。500台のJeepが山を目指す中、バギーで頂上へ。紺色の夜空がオレンジに侵攻されていく日の出、MadMaxのような砂漠を歩き、硫黄の煙が立ち上る活火山の頂上へ。人生で一番美しい朝と、ルームメイト問題でOverthinkした夜の記録。

紺色の世界をオレンジが侵攻した朝と、MadMaxの砂漠を歩いた日。

午前1時30分、起床

おはよう。今日は1時30分に起床。とりあえず髪の毛を整えるためにシャワーを浴びる。すぐに支度をしてブロモ山へ行くことに。メンバーには「Good morning」って言って、バンに乗り込む。

Herryはテンションの高い音楽をかけて山を駆け上る。みんなまだ起きたばかりで眠たそうだったんだけど、僕はすごくテンションが高くて楽しみでもあった。こんな1時30分に起床して2時に出発なんて、本当にありえないくらいの冒険じゃないかって思って。楽しみで仕方なかった。

Jeepの大群、山を目指す

ブロモ山の途中のところに到着して、今度はJeepに乗り換える。そこらじゅうにJeepがあって、たくさんの冒険者たち(ここに来る人は普通の観光客ではないと思う)が同じJeepに乗ってみんなで山を目指す。多分500台くらいはあるんじゃないかってほど。僕たちも2チームに分かれて、4人でバギーに乗って山の頂上まで行ってくれた。

渋滞が発生しないことを祈りながら、粘って粘って。途中で道がどんどん狭くなる。頂上に近づくにつれてバギーが両側に駐車してあるものだから、どんどん道が狭くなる。だけど粘ってくれて頂上に近いところで駐車してくれた。

僕たちは歩いてチェックポイントへ向かう。到着すると、同じツアーのメンバーはみんな談話をしていた。僕たちが最後に到着したグループだった。軽食のクッキーとホットティーを飲んで少しゆっくりする。

まだ時間は3時。なんとJeepに1時間近く乗っていたんだ。バギーはまさに冒険的で、横揺れが激しかったり、山だから道がぐにゃぐにゃだったりする。まるで映画の世界のように激しく体を持ってかれながらも到着した。

日の出を待つ2時間

歩いてブロモの絶景スポットへ。ここで日の出を見るということで、まだ3時なんだけど僕とSamuは座って待っていた。日の出は5時過ぎくらいなので、Samuが持ってきてくれたクラッカーを食べたり。イタリア人からもらうクッキーは美味しい、なんて(笑)。

写真を撮ってもらったんだけど、やはり暗かった。でも星はすごく綺麗で、こんな星空を見たのは本当に久しぶりだった。人がごった返していて、みんな絶景の場所取り合戦だった。

だんだん明るくなってきて、日の出がどの場所からするのかがすぐにわかった。地平線からオレンジの光が出てきて、右を見るとたくさんの山の頂上が見えた。そう、僕たちはけっこう上の方にいるんだ。

山に霧がかかっていたり、雲が見えたりした。こんな美しい景色を見るのは、おそらく人生で初めてだろうって思って、本当に感動的だった。

紺色の世界を、オレンジが侵攻する

ついに日の出の時間。だいぶ明るくなって、おひさまが出てくる。空がかすかなオレンジ色と紺色の真夜中の世界から、オレンジ色の配分が強くなる感じに、紺色の世界を侵攻していった。本当に景色はきれいだった。

Samuと一緒に写真を撮影したり、たくさん撮ってもらったり。Leanの写真も撮ったり、ローカルなインドネシア人の写真を撮ったり、撮ってくれたり。ここではみんなが仲間。

みんな日の出を見に来ている。だからこそ、なにか心がつながっているような気がした。僕もいい感じでポールに上がって撮影してもらったりして、すごく楽しかった。

きれいな景色を見るよりも、写真を撮る方に意識が向いてしまっていたことがあったので、そこは少し残念というか。見栄を張りすぎているのかもしれないと感じた。

だけど、初めての山の上から見る日の出は本当に美しかった。

お猿さんも!

MadMaxの世界へ

時間になったのでバギーに乗って山を降りた。降りるときには、頂上で見ていた山が近くに見えた。自分は今インドネシアのブロモ山にいるんだと思うと、世界って面白いなぁって思った。

中間地点に差し掛かって、どうやらそこに駐車をして別の山に登るということだった。ただでさえもうへとへとなのに、今から1時間かけて山を登るだとか。バギーを砂漠のような場所に停めて歩き始めた。ここはMadMaxの世界のようで、本当に映画の中にいるようだった。

階段のルートと、非公式の岩場を登るルートがあった。人が少ない方が好きなので、SamuとLeanと僕は非公式のルートで登った。

途中、馬が行き来していて、観光客を乗せていた。馬の顔を見ると、へとへとだった。毎日毎日こんなところで何十往復もさせられている。本当にかわいそうだなって思った。

自分の力で登るからこそ楽しいのであって、やっぱり自分の足で一歩一歩登ることに意味があるんじゃないかなって感じた。

硫黄の山、活火山の煙

頂上に到着した。僕たちが登ったのは硫黄の山で、下を見ると硫黄の煙が上がっていた。ここの下に活火山があるんだなぁって感じながら、山を見つめた。Leanに写真を撮ってもらったりして、いい感じになった。

スイスに住んでいる人から写真を撮ってほしいと声をかけられたので、撮ってあげることに。僕の写真がとても上手と言われて嬉しかった。確かに、小さい頃からよく写真を撮っていたので、構図や撮影には自信がある。

だけど、いざ自分が撮られる側だと、どんなポーズをしたらいいのかわからない。そこは不器用なところなのかなって思ったりする。

一人で階段を降りて中間スポットへ。イギリス人のグループメンバーの一人と一緒に、日本の観光地やスキーのおすすめスポットについてお話しながら山を下った。

バギーに乗ってMadMaxの世界を楽しみながらブロモを下った。途中で降りて撮影もしたりして、最高だった。

バイキングの幸せと、最初が肝心

Herryのバンに乗り込んで2時間ほどかけて、お昼ごはんの場所に到着した。バイキングのようになっていて、好きな分だけ取ることができた。インドネシアの料理ばかりだったけど、久しぶりに食べたいだけ食べられる。ご飯いっぱいに、スイカを何往復もして取ってきて、大量の野菜とお肉、魚を乗せて頬張った。

隣にはRokやSamuなどのお馴染みのメンバーだった。他のメンバーはランダムに参加していて、なんかすごいなぁって思った。でも、あれが普通だったりするのかなって。だから、最初が肝心なんだなぁ。いかに仲良いメンバーを作りそこで固めるか。結局は安心する友達と一緒に旅をしたいし、行動をともにしたいものだよね。

同じバンのメンバーのアルジェリアのカップルはなぜか喧嘩していて、ずっと別々に行動をしていた。男の方はプライドが高そうな感じがした。でも、そういう強さが逆に魅力的なんだろうなぁって感じた。

ルームメイト問題とOverthink

ホテルについてHerryに聞いた。2人部屋で、到着するまでにルームメイトを見つけてくれという話になった。暗黙の了解っていう感じだけど、Samuと僕は一緒の部屋になるだろうって思った。

お昼ごはんを十分に食べて休憩してから、バンに乗り込んだ。バンに乗っているときは少し不安だった。Samuに「ホテル一緒の部屋だよね?」とか「ルームメイトになろうぜ」って言いたかったんだけど、そのテンションでもないし、どうやって言ったらいいんだろうとか。

久しぶりにOverthinkしてしまった。殻に籠もってしまっているというか、そんな感じ。それはやだなぁと思いつつも。

寝てしまったSamu(笑)

ホテルに50分くらいで到着した。Samuに「よし!部屋に行こうか」って言って、間接的にルームメイトになろうと伝えた。彼が「僕たち同じ部屋だよね?」って確認してきて、一安心。バックパックを取って、Herryから鍵を受け取りチェックインした。

束の間の休息、そしてまた出発

Samuは部屋に入ってベッドに横たわるとすぐに寝てしまっていた。僕はシャワーを浴びて、体を洗い頭を洗った。Samuは20時からサッカーの試合があるということで、1時間30分それを見るとのこと。

今は17時。寝ることができる時間は6時間もない。なのにサッカーの試合を観るなんてすごいなって思ってしまった。

僕はとりあえず寝て、起きてからはコンビニへ行ってスナックを買ったりしていた。夜ご飯でランチボックスを提供されたんだけど、少なすぎてまたショックを受けた。

無事に眠りについて、22時30分に起床。バックパックに荷物を詰めて、シャワーを浴びて外へ出る。チェックアウトをしてバンに乗り込む。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻