〜心のままに歩く旅〜
ロシア語で時刻を伝えたら、おじさんが感動したような顔をした

ロシア語で時刻を伝えたら、おじさんが感動したような顔をした

冒険の記録, 面白い体験,
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トビリシの街を歩き回り、交通量調査のおじさんにロシア語で時刻を教えたら感動したような顔をされた。念願のヒンカリも味わった一日の話

ミーティングが終わって、久しぶりにGoProを手に取った。

ジョージアに来て3日。英語しか使わない日々のせいか、あるいは日本の友達が誰もいなくて日本語を使う機会がないせいか、さっきのミーティングで日本語の敬語がうまく出てこなかった。日本語が下手になったように感じた。

でも、ヒアリングのあとに「デザインがすごく素敵」と言ってもらえたので、本当に嬉しかった。それだけで十分だった。

家を出て、いつもと逆方向に歩き始める。今日の目的地は、ガレリアにあるKFC。歩いていくのはとても新鮮だし、すばらしい観光になる。

トビリシの向こう岸へ

途中、おしゃれなカフェやお店を見つけては、Googleマップで行きたい店に登録したり。そして、橋を渡り、下に降りる。

そこには広大な芝生が広がっていて、スケートボード専用の場所もあった。なにかのスポーツイベントが開催される予定なのか、工事が進んでいる。

自然がいっぱいで、街灯のデザインもおしゃれだった。普通はただライトがあるだけなのに、一旦上まで伸びて、そこから折り返しているデザイン。なんともおしゃれ。

KFCに向かって歩いていると、途中で交通量を計測しているおじさんが座っていた。なにか言っている。しかも、ロシア語で。

「時計を見せて。今何時?」

おじさんはちょっと怖かったけど、僕はロシア語がわかるから、「もちろん、どうぞ」と腕をその人に向けて、腕時計の時間を見せてあげた。

そしたら、そのおじさんの表情が一気に変わった。すごく輝いている目で僕をじっと見てきた。本当に感動したかのように。なんで感動したかはわからない。

そんな嬉しいことがあった。僕もとっても嬉しかった。ロシア語を使って生活ができて、人を笑顔にさせることができたことに対して、本当に嬉しかった。

それからひたすら歩き続けた。フランスのパリのような一角があって、外にテーブルと椅子が並ぶレストラン街。町の風景はとっても綺麗で、かわいい町。サーシャと来たいなぁ、なんて考えながら歩いていた。

町の中心街に差し掛かると、政府の建物もあった。

反対道路にガレリアを見つけた。どうやって行こうかとずっと考えていた。だって、地下にもぐる場所が見当たらないし、歩道橋もないもの。それで、ずっと反対側を散策することにした。

歩いていると、マイケル・ジャクソンの手形のジョージア版があったり、マリオットホテルがあったり。高級街だった。

やっと地下の道を見つけたので、そこに潜り、反対側へ。壁にはジョージアの歴史が年代ごとに書かれていて、奥にはアートが描かれている。反対側にもおしゃれなお店がたくさんあって、本当に魅力的だった。

中には、ザクロを絞ってジュースを作っている人もいて、とても魅力的でおもしろそうだったので近寄ってみると、10ラリだった。いや、高すぎる。さすがにそれはできない。自分でザクロを絞って飲んだほうがよっぽど美味しい。

音楽を聴きながら、ガレリアに到着。ショッピングモールで、ロシアのガレリアのようだった。規模はそこまで大きくない。

お腹が空いたのでケンタッキーへ。だけど、待っている人が10人以上。注文も満タン。諦めた。

初めてのジョージアのヒンカリ

KFCがいっぱいだったので、No.1というレストランに入った。高級な雰囲気だったけど、ハチャプリやヒンカリが食べたかったので、ここに決めた。

外のテラス席を選んだ。人もあまりいないし、いいかなぁって。

だけど、間違いだった。めちゃくちゃ寒い。

外の景色は最高に美しい。でも寒いんだ。最低気温が8度で、バーバリーのトレンチコートとその下にロシアで買ったカンディンスキーのTシャツしか着ていない。風が背中を刺す。

ヒンカリを5個注文した。最低5個からとのこと。ハチャプリも頼もうとしたけど、種類が多すぎて理想のやつがわからない。適当に一番安いやつを注文した。それとお水。

来たのは、パンの中にチーズが入ったもの。美味しかったけど、理想のハチャプリではなかった。

ヒンカリは20分たっても来ない。ベルを鳴らして「ヒンカリまだ?」と聞く。それでも来ないから、注文した店員さんに直接聞いたら、「5分待って」と笑いながら言われた。

最高。

店員さんもとっても気さくで、日本のようにしっかりとマニュアルロボット人間のようではなかった。本当に人間らしかった。僕が注文を言っているのに、それを遮ってまで「あれ? 雨が降ってきてる」とかひとりごと言ってるくらいだから、本当に最高だった。

そして、ヒンカリが到着。

久しぶりに食べるヒンカリ。味は最高だった。思ったとおりスパイシーだったけど、本当に最高で仕方なかった。なんでこんなに美味しいんだろうって思うくらい、本当に美味しすぎた。美味しすぎた。

中には肉が入っているヒンカリを選んだんだけど、最高に美味しかった。食べ方は知っている。先端を持って、下を少しかじって、汁を飲んでから食べる。そう、手で食べるんだ。

久しぶりに食べたヒンカリは本当に最高だった。これぞ、ジョージアだ!って思った。ジョージアでヒンカリを食べることができて、本当に最高に嬉しかった。

夕暮れのお土産通りと、帰り道

ずっといても仕方ないし、すごく寒いのでお会計を終えた。ガレリアを出発し、家に向かった。帰りは違う方向から帰った。

円を描いた道路の中心に像が立っていた。そこからさらに歩いて、ひっそりとした商店街に差し掛かる。お土産通りと言わんばかりに、お土産屋さんがたくさん並んでいた。

元カノがはめていた指輪に似たやつがあった。お父さんがジョージアに行った時に買ってきてくれたんだって言ってたやつ。ああ、なるほどって思った。

お土産屋さんに入ると、必ず店員さんが僕の後ろをついてくる。これはなんでだろう? 盗難防止か、なにを見張っているのか。すごく気分が悪い。

お土産は、11月の終わりか12月に去る時に買えればいいかな。ワインもたくさん売っていた。ワインも極めたいけど、円安のせいでそうもいかない。

夜が暗くなり、ついに家に到着。

少し休憩してからスーパーへ。トイレットペーパーと歯磨き粉と水を買って、合計1,500円くらい。ちょっと多めの出費。

紫色のぶどうも買った。たっぷり入って100円。ジョージアはキログラムで売っているから本当にいい。

ジョージアのレモネードはめちゃくちゃ美味しい。今回はバニラのレモネードを買った。

ロシア語で笑顔になってくれたおじさんの目が、まだ頭から離れない。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後、Web制作を独学で学び、2022年よりフリーランスとして活動開始。現在は世界一周をしながら、Webエンジニアとして働きつつ、「旅するように生きる。感動するように働く。心でつながる。」をテーマに、ブログ・YouTube・SNSで発信を続けている。観光地を巡るのではなく、“その国の空気を吸い、その土地で暮らすように滞在すること”を大切にしている。将来の夢は、ヨーロッパに拠点を置き、クリエイティブで多国籍なチームをつくり、国境を越えたプロジェクトを生み出すこと。そして、自ら操縦桿を握るパイロットになること。音楽とファッションは人生のインフラ。イヤホンには非常に辛口。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻