〜心のままに歩く旅〜
Evaと8時間。初対面なのに話が止まらなかった夜

Evaと8時間。初対面なのに話が止まらなかった夜

冒険の記録, 出会い, 面白い体験
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Tinderで出会ったEvaと、デジタルミュージアムからMetisまで8時間話し続けたトビリシの夜

今日は、Evaと会う日。まさか、Tinderでスーパーライクを送ってマッチングして、会うことになるなんて1μも思っていなかった(いや、1mmは思っていた)ので、本当に驚いているし、すごく楽しみ。もちろん、期待してはいけない。彼女はモデル顔でめちゃくちゃ綺麗だから、さぞかし緊張するだろうなぁとか思っていたり、どのようにプランを組もうとか、食事は僕がおごるんだよね?こういう人って。とかそういうことを思いながら、朝を迎えた。

僕は案件があったので、朝から会うのもちょっと嫌で、どうせなら夕方に仕事を終えてからがいいなぁって思ったので、まずはガレリアのWendy'sでフライドポテトを食べた。それから、カフェに行ってそこでShopifyの構築の案件。固定ページを作成して反映させる作業だった。

Shopifyを一度もさわったことがない自分にとっては地獄のようなものだった。ソースエディタをいじってやらないといけなかったので、ググりまくってついに反映することができた。

だけど、その後の修正作業が気持ち悪かった。チーム全体に意見を聞いて、ここもう少しこうがいいよねっていう感じで、みんなの意見を反映していくってちょっとやばかった。無限修正が来るんじゃないかってくらいに。だけど、これも試練だし、いい意味で鍛えられるからいいよなぁって思った。

ガレリアで待ち合わせ

そんなこんなでカフェに3時間くらい居座って作業をしたら、もう3時。あと1時間くらいしたらEvaと会う時間だ。ガレリアの下の自由広場駅で会おうという約束をしていたので、まず一旦帰宅して、パソコンを置いてから行くことにした。僕はちょっと緊張していた。だけど、もうあと1週間で去るわけだから、もう最高に楽しんじゃおうって思った。

僕は音楽を聞きながらガレリアへ。イヤホンで聞いていた曲は、黒色系のファッションショーで流れるリズミカルな音楽。Evaもきっと好きそうだし、そんな感じで空気を合わせて。どうやら、ガレリアには15分早く到着した。僕は、いつも友達と会う時は10分は最低でも遅れるタイプなのに今日は15分も早く来たので、相当気合入ってるなぁって。

彼女のチャットはめちゃくちゃ単調なので好き。必要最低限のことしか話さない。どうやら15分くらい遅れるということだったので、僕はガレリアに行って香水を見たり、服を見たりすることにした。せっかくなので自分につけようって思った。Evaから受けの良い香水をつけようって。

僕は昨日かその前にも香水があるショップへ行って、ありとあらゆる香水の匂いをかいだ。日本には香水屋っていうのがあまりなくて、しかも全部の種類を試そうとすると、なんか迷惑とかいうよくわからない空気が漂う。だけど、ここではあたりまえのようにみんな香水をつけるし、全ての匂いを試して、その紙をそのまま置いていく。それが普通。僕はMaison MargielaのLazy Sunday Morningをつけることにした。きっと、Evaの雰囲気的に合ってる香水だし、きっと彼女は嫌いな匂いではないだろうって。デートでもないのに、気合が入っているなぁ。

それから僕は髪の毛を整えるために最上階のトイレへ。第一印象がすごく大事。相手は初対面の3秒で判断する。そして、今後どれだけ良くてもその初対面の3秒がずっと刻まれる。だけど、掃除中だったので違う階のトイレへ。そこで髪の毛を整えて、いい感じにかっこよくした。

そして、いざ! Evaは到着したということで、僕は外へ行くことにした。すごく緊張が走る。それと同時に楽しみでもある。どんな人なんだろうって。本当に、いままでパリコレに出るモデルのような人ってなんかクセがめちゃくちゃ強くて、クールすぎてやばい感じで、僕の笑顔とは真逆で、幸せの定義が自分のことを表現できるとっても強い感じがして、ああああ放ってるなぁ〜っていう感じがするので、自分とは合わないだろうなぁ〜。

だからこそ会うんだ! 自分と合う人のみと会って話すなんてなんて気味の悪いことなんだ! もっと多様で、違う意見の人やまったく自分と違う人と交流するからこそ、自分も大きくなるんだろ? だから、これはすばらしい機会だった。

彼女はバスステーションの近くにいるということだったけど、僕は外へ行ってもEvaらしき人は見あたらなかった。位置情報を送ってって言った。少し歩いていると、Evaらしき人が見えたので、あれ?彼女がEvaかなって。さすがにとてもビューティフルなので、ちょっとドキッとしちゃった。これが男ってものなのかよって思う感じで。

話しかけて違っていたら恥ずかしいので、念のため後ろに写って、インスタグラムが送られてくるのを確認。彼女はガレリアの写真を撮影していたので、おそらく2秒後に送られてくるだろう。あ。来た。

そのとおりだったので、2メートル先で待っていた僕は彼女に話しかけて、Hi Eva!って。彼女も笑顔で答えてくれた。挨拶のハグをして。正面から見て、本当に綺麗すぎてドキドキしすぎて、なにを話していいのかわからなくて、ちょっと焦っちゃった。

ドキドキしながら歩き出す。寒くないの? その服って言われたので、寒くない! だけど、マフラーや手袋を持っていないから買わないとなぁって。最初は本当にぎこちなかった。

クリスマスツリーの前を通って、デジタルミュージアムへ。本当に緊張しすぎて、よく話せなかった。相手もすごく緊張しているみたいだった。彼女はロシア出身で、僕はロシアへ留学をしていたので、すごく親近感があるし、話は合うだろうなぁって思っている。その時は本当に緊張しすぎて、なにを話したのか覚えていない。そりゃそうだ。Tinderで初対面で一緒にいきなりデジタルミュージアムに行くんだから。

デジタルミュージアム

デジタルミュージアムに到着した。その直前は、たしか故郷に帰れなくて寂しくないの? っていうことを聞いていたような気がする。それで、ちょっと話が盛り上がったところで、到着。

チケット売り場で購入を待っている時には、彼女がジョージア語を勉強していることについてお話した。彼女はTinderに登録している興味は「環境保護」「政治」「言語」などなどだったので、おそらく絶対に濃くて深い、自分の意見を持っている人だろうって思っていた。確実にクールな性格なタイプだろうってね。そうだった。でも、彼女の笑顔はとてもきれいだった。

彼女にはなんでジョージアを選んだの? アルメニアやアゼルバイジャンはどう? って聞いたりした。そしたら、アルメニア語はジョージア語よりもすごく難しくて……って。実際にアルメニア語を見せてくれたけど、僕も地獄のように難しい言語だった。古代の言語っていう感じがした。インダス文字的な。そんな感じでなんか話が盛り上がった。

チケット購入へ。2枚購入しようということで、クラークに言ったら、なんと一人45ラリ。えええええ! 高! まじか。Evaは財布を取り出していたけど、気が引けてしまっている感じだった。なので、僕はif you want, I can pay for you!って。まあそんな感じで、平気そうに僕は払った。

実は平気じゃないけど(笑)。改めて考えると、ヨーロッパの男どもはすごいなぁって。これが普通なんだものね。だけど、このさきを考えて、投資だと思って、何年も付き合えるような友達になって、もし彼女のファッションショーを見に行くことができたり、なにかビジネスに結びついたらとてつもなくすばらしいので、良い投資だと思って。

彼女は、プロジェクトマネジメントを大学で勉強しているらしく、オンラインで勉強しているらしい。それに、インスタグラムの名前が「キリスト教会」って(笑)。その時点で、相当面白いんだよなぁ。しかも名前じゃなくて教会のリンクだし(笑)。まずこんな人は日本には少ない。本当に彼女は独特でおもしろいんだよ! これだよこれ! 僕が求めていた友達! って思った。

チケットを購入して、一緒に地下へ。部屋が4つほどあるらしくて、まずは映像を体験する大きな部屋だった。クリムトだったり、ダリだったりのさまざまな芸術家のアートをデジタル化しておもしろくしたもの。部屋に入る時にはスタッフが案内してくれた。

そこは広大すぎて驚いた。真ん中にベンチがあって、映像が四方八方に流れている。僕たちは真ん中のベンチに座った。自由に動き回るものではなくて、どうやら40分くらい見てそれから移動する感じだった。

始まる前の前奏みたいなものを一緒に見ていたんだけど、一周したのでこれで終わりかと思って次に移ろうと思ったら、スタッフがなにかEvaに話しかけていて、どうやらそれはCMだったらしい(笑)。僕はすごく緊張していたので、一周したらすぐに他の部屋に行こうなんて言ってしまって、本当に恥ずかしかった。

僕たちは約1時間くらいそこの部屋でデジタルアートを楽しんだ。本当に幻想的で独創的なもので、例えばお腹から手が生えてきて、その次はダリのあの作品が現れて、そこから水が流れて、それが文明のような神殿になって……っていう感じの本当に空想の世界の体験だった。映像がすべて綺麗だった。

その間、僕たちは無言だった。なにを話していいかわからなくて、この独特な映像がすごいっていうことを英語で伝える形容詞が見当たらないので、そのまま黙って見ていた。

たまに、前のほうが良かった、私はこれが好き、っていうことをEvaが言っていたり。僕は本当にコメントのしようがないくらいすごすぎて、独特すぎてなにを言っていいかわからなかった。

エキシビジョンが終わった。僕はすごく汗をかいていた。この先、気まずくなったらどうしようってすごく心配だったもの。

2つ目のルームへ。そこは密室で赤色の光ったキラキラが吊り下がっているところだった。思ったよりも大きくなくて、本当に鏡で囲まれている感じ。そこは2人きりだったので、一緒に写真を撮影したり、Evaは僕の動画を撮ってくれた。僕は彼女の写真を撮影したり。とても楽しかった。5分くらいして写真を撮り終わったので、僕たちは外へ出ることにした。

違う部屋に案内してもらった。そこは青色や緑色の光でキラキラしている部屋で、なんか良かった。そこで、僕たちはアートにはまったく関係ない話をしだした。大学ではプロジェクトマネジメントを学んでいてすごいねっていうお話や、オンラインだからさぞかし退屈だよねーっていうことだったり。

それから、彼女のお母さんのお話。故郷には帰りたくないっていうお話。すごく一気にアイスブレイクして、すごく盛り上がった。僕もだんだん落ち着いてきた。どうやら、彼女のお母さんも国外に出たいけど、小さい子供がいるから世話をしないといけなくて出られないだとか。すごく複雑な家庭だなぁって思った。

最後はジョージアの文化についてのドキュメンタリーのようなものだった。ヒンカリのクッションがあったので、そこにもたれて一緒に見た。なんか外国って感じがした。彼女も足を組んでいたので、ああクール! 最高! って思った(笑)。

ジョージア語で、ジョージアの文化を語る感じの映像で、下には映画の字幕のように英語の説明があった。ジョージアの文化は本当に深い。なにか、古代の戦士が戦う闘技場のような感じ。ジョージアは英語名だけど、ジョージア語ではSakatvelo(サカトベロ)。つまり、僕たちが自分の国を「ジャパン」って呼ばれている感じ。正式名称は日本でしょ? なんて芸術的で、古代的な文化が深い名前なんだよって思った。

映像の中には、過去の紛争の映像も映し出されていて、ちょっと心が苦しくなった。歴史の中で繰り返されてきた争いの映像を見ることは興味深いけど、同時に怖いって感じる。

エキシビジョンが終わって、僕たちは元の場所に戻った。Evaはジョージアの文化は驚くほど深いよね!! っていう感じですごくお話をしていた。彼女はお話するのが絶対好きな人だなぁって思った。

それから、女性の社会的な立場についてとても敏感にお話をしていた。ジョージアでは歴史的に女性の立場が弱い時代があったこと。彼女の故郷でも、昔ながらの価値観がまだ残っているということ。今の若い世代は変わりつつあるけれど、年配の世代にはまだ古い考えが残っているらしい。

こういう話をできるのがすごくうれしい。日本と改めて違うなぁって。初対面で家族の問題を話し合えるのは本当に海外ならではのことだと思う。スラブ圏の人たちは、まずは家族のことをお互いにシェアし合って、打ち解ける。これが文化。僕はこれに慣れていたので、普通にお話を聞いていた。

クリスマスツリーの前を通過したので、そこで一緒に撮影をした。

Metisで止まらない会話

Metisに行こう! って僕が提案した。そこは僕のお気に入りのレストラン。といっても、2回しか行ったことがないんだけど、とてもおしゃれなレストランなので、行こうっていうことで。彼女もうん! って。

それからは、本当に楽しかった。ずっっっっっと話が止まらなかった。Metisに向かっている時も、僕たちはずっとお話をしていた。彼女は、高校ではなくCollegeに行ったらしい。彼女の国では市立のカレッジと高校が同系列。1年目ではマネジメント、2年目ではプロジェクトマネジメントを学んだ。

それから、国際のトラベル系のことも学んだとか。だから、カレッジを卒業した今、旅行会社で働くことができるらしい。今は大学に入ってプロジェクトマネジメントを学んでいるだとか。本当に勉強熱心だと思った。

だけど、彼女は言っていた。普通の高校に通うと、大学の試験のために3年間勉強するなんて本当にトキシックで、そんなことで人生を無駄にはできないからカレッジに行ったって。その時点で、本当に意思が強くてすばらしいって思った。僕もまったく同感だった。僕はそれを大学で気づいた。大学で学んだことはほとんど現実では使わない。ただ、誇りを持ってもらうための卒業っていう感じ。

それに、特に文系は本当にそう感じる。マーケティングなんて実際にやりながら学ぶことが一番で、座って学ぶものではない。ビジネスや経営、心理学だってそう。彼女も言っていたけど、本当に自分でオンラインのアプリで自分の学びたいことを学ぶことが一番はやく効率的で、座学で学ぶことほど無駄な時間はない。全く興味のないものを学位のために学ばされるなんて本当にありえないっていうことを共有して、お互い一致。本当に質の高い議論だった。

やっとのことで、僕たちはMetisに到着した。中に入ってもお客さんはだれもいなくて、店員さんのみだったので、僕たちは席を選んだ。一番奥のソファーに座ることにした。長いソファーだったので、隣に座ってお話をすることに。僕が上着を脱ぐと、Burberryだ! いいね〜! って言われた。彼女もとても古いバーバリーのトレンチコートを持っているらしく、すごく親近感を感じた。僕はバーバリーのあの柄がすごく好きなんだよね〜ってお話をして。彼女はトミーのセーターを着ていた。きっと、ファッションでも絶対気が合うなぁって。

まずはメニューを見て、僕はワインを飲むことに。彼女はアルコールがあまり好きじゃないらしいので、水を注文して、僕たちはハチャプリを注文した。昨日のDavidと一緒にレストランへ行って、ジョージア人はヒンカリを平均10個食べることを共有して、僕はそんなに食べられないし、今一緒にお話しているから雰囲気でお腹がいっぱいになっちゃうんだよねって。もしハチャプリを食べて足りなかったら、また注文しようって話をした。

本当に話が止まらなかった。将来の夢とかも話し合った。僕は、いまフリーランスになったのも、大学の時は理系を学んでいたんだけど、もしその関係の会社に就職したら僕は絶対に世界を旅できないって思った。だから、それでフリーランスのWebエンジニアになったんだっていうことをお話したり。彼女も、トラベルしながら仕事をしたいって言っていた。

僕は本当に彼女のインディペンデンスに対して、すごく尊敬していて、そういうのが好きだよっていうことを言った。僕は独立している女性に本当に惚れる。そして、尊敬する。だから、好きになる人の大抵はみんな独立して、きちんとしたスタイルを確立している人。

彼女もどうやら16歳から一人暮らしをしていて、家族も好きなようにしなさいっていう感じらしい。だけど、自分で好きな分野を選んだのならば、そこでしっかりとした結果を出して確立しなさいっていう感じらしい。僕の家族と同じだなぁって思った。16歳から独立して一人で住んでいて、それで今も一人でジョージアに来ていることに対して、本当にすごいね! って。

もうお話をしすぎて、なにをお話したのか覚えていないくらいなんだけど、まずはビザのお話をした。彼女は、今の国際情勢のせいで、行くことができる国がすごく制限されているらしい。トルコやエジプト、カザフスタンなどはビザなしで行けるけど、それ以外のヨーロッパとか日本はビザが必要だとか。彼女はエストニアに友達がいて、今年の5月くらいに行きたかったんだけど、行けなかっただとか。

アメリカに行くのは一番難易度が高いらしく、仕事をしていることの証明や十分な資金証明が必要だとか。彼女の友達で、アメリカに行くためのビザを取得しようとしたんだけど、何度も却下されてしまったらしい。書類に1つでもミスがあると、その時点でだめで、アプライするだけでもすごく高いお金が必要だったりするらしい。

それを聞いて、本当に日本って恵まれているなぁって思った。世界で一番、色んな国に行くことができるのに、日本人のパスポートの取得率は30%。本当に低すぎると思う。島国だから仕方ないっていうのはあるけれど、もっとこのチャンスを活かすべきだって思う。

家族の話、美の定義、帰り道

彼女は、いろんな国の血を持っているらしい。先祖が、戦争だったりいろんな歴史の中でさまざまな国を渡ってきて、そこで子供が生まれて……っていう感じだからなのか、本当に多文化的。それが魅力的だなぁって思った。だから綺麗なのかぁって。もしこの先ジョージア人と結婚したら、自分の子供はさらにたくさんの血を持っていることになるから、本当にすごいことだね! っていうお話もした。

彼女は16歳から一人暮らしをしているから、独立には慣れていて、一人の時間が大好きみたい。だから、僕がフラットに住んでいたけどそれが寂しくて今はホステルに住んでいるんだよって伝えると、彼女は逆で、最初はホステルみたいなところで毎日パーティーとかがあってすごく楽しかったけど、それも疲れたので、今ではフラットを借りて一人暮らしをしているだとか。市民権を得ることができないから、なかなかアパートを借りることは難易度が高いらしい。

彼女の家族についても教えてもらった。彼女は一番上のお姉さんで、弟や妹がいるらしい。彼女のお父さんは、彼女を生んでからどこかへ行ってしまったらしい。彼女の国では、当時は養育費の制度もあまり整っていなくて、家庭内の問題が見過ごされることも多かったらしい。若い世代は変わりつつあるけれど、まだ課題は残っていると教えてくれた。

よく考えたら、僕たちの境遇は似ていて、僕もお母さんが一人で僕を育ててくれた。彼女もお父さんが早い頃に出ていってしまって、今ではお母さんだけらしい。初対面で、このような深い話ができるのも、スラブ圏の人たちだから、本当に話しやすいなぁって思う。それと、仲良くなりやすい。

美の定義についてもお話をした。彼女の国の美の基準は、唇がプルッとしていて、日焼けをしていてある程度肌が小麦色になっている人がビューティースタンダードらしい。だけど、日本の美はおしとやかで、笑顔が可愛くて愛嬌があって、目が大きくて、肌が綺麗な人なのかな。

Tinderのお話もした。彼女の国でもTinderがあるらしく、使うのは正直怖いらしくて、会いに行ったらどうなるかわからないくらいだとか。ジョージアのTinderの方がまだましらしい(笑)。どうやら、彼女はTinderで僕を合わせて5人とデートしたらしく、すごいなぁって。

彼女の故郷の話も面白かった。小さな村では、独特な風習があって、歯磨きをするなとか、それは伝統的な生き方に反するとか、そういうことを言っている村もあるということを教えてくれて、歯磨きしないでどう生きていくんだろう? って思ったり。ファッションのお話をしていたり、都市部の家賃のお話も。家賃はめちゃくちゃ高くなっているらしく、日本よりもよっぽど高いらしい。

今は大学でオンラインで勉強しているけど、あまり楽しくないだとか。だから、早く卒業して自分の心からやりたいことをやっていきたいとお話していた。そういう話は、僕は本当に大好き。彼女とお話をしていて、エネルギーをもらえたような感覚だった。

カズベキっていうジョージアの山があって、インスタグラムで彼女がそこで撮影した写真を投稿していたので、僕がそのお話をしていた。カズベキはすごくきれいで、山の1区画に教会が建っていて、すごく象徴的な感じらしい。今度会ったらぜひカズベキに一緒に行こうね〜って。

僕の実家も見たいって言われたので、GoogleMapで見せたり(笑)。こんなことをしたのは人生で初めてだったので、なんか面白かった。初対面で家を見せるほどになってしまうっていうのが不思議だなぁって。

途中、今日はフランス語のグループの集まりがあることを知った。フランス語を学んでいる人が1週間に1度集まってお話をするイベント。今週はMetisみたいで。リーダーのヴェンサンを見てしまってめちゃくちゃ動揺した。お願いだからこっちに来ないでって心の中で願いながら、Evaとお話を続けていた。

将来はどこに住みたいの〜? っていうお話もしていて、彼女はジョージアに住みたいって。僕はニューヨークに住んでみたいなぁって。

時間も時間なので、一緒に写真を撮ろう〜っていうことになった。12時近くで閉店だからそろそろって店員さんに言われて。店員さんが写真を撮ってくれたんだけど、すごく緊張した。やっぱりまだ若いのか、すごく初々しかった。

そんなこんなで、帰り道は一緒に歩いてEvaの家の方角へ向かった。けっこう遠いんだけど、彼女も歩くのはへっちゃらということで、歩きながらまたいろんなお話をした。好きな香水のお話もして、なんと同じだった! CHANELだったり、Maison MargielaのLazy Sunday Morningだったり。なんかすごいなぁって。好きな音楽はLana Del Reyらしく、ピアノでNorman Fucking Rockwellの曲を弾いたりするらしい。僕も好きな曲がLana Del Reyなので、一緒じゃん! ってすごく盛り上がった。

最近別の人とデートに行ったらしくて、一緒にエルビス・プレスリーの映画を見ただとか。また一緒に美術館に行こうねっていうお話だったり、もうありとあらゆる話題をお話した。やっぱり、スラブ圏の人たちとは相性が合うのか、色んなお話ができて繋がれている感じがした。

途中、僕は疲れてしまったので、そろそろバイバイしようっていうことになった。最後に僕の名刺を彼女に渡して、バイバイした。彼女とは、信じられないくらい長い時間話をして、本当に楽しかった。おそらく自分の人生の中で、8時間以上ぶっ通しでお話したのは初めてだったと思う。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後、Web制作を独学で学び、2022年よりフリーランスとして活動開始。現在は世界一周をしながら、Webエンジニアとして働きつつ、「旅するように生きる。感動するように働く。心でつながる。」をテーマに、ブログ・YouTube・SNSで発信を続けている。観光地を巡るのではなく、“その国の空気を吸い、その土地で暮らすように滞在すること”を大切にしている。将来の夢は、ヨーロッパに拠点を置き、クリエイティブで多国籍なチームをつくり、国境を越えたプロジェクトを生み出すこと。そして、自ら操縦桿を握るパイロットになること。音楽とファッションは人生のインフラ。イヤホンには非常に辛口。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻