〜心のままに歩く旅〜
人生初のフォトセッション。グレッグのカメラで、僕はモデルになった

人生初のフォトセッション。グレッグのカメラで、僕はモデルになった

冒険の記録, 面白い体験, 出会い
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グレッグのカメラで人生初のフォトセッション。ホステルの一室から石畳の通りへ

朝7時に起きようと思ったのに、結局起きたのは昼の12時近くだった。

今日はグレッグと一緒に撮影をする日。髪の毛を久しぶりにワックスを使って整えた。グレッグのところへ行き、おはよう!って。なにか、やっぱり僕は恥ずかしがり屋なのか、おはようっていうのと、ばいばいっていうのがなんか抵抗があるというか、恥ずかしい。どうやって振る舞えばいいのかまだわからない。

ホステルの一室で、モデルになる

僕はいまから外へ行って撮影するのかなぁって思ったら、もうひとりの管理人(ナターシャ)が外に出かけているらしいので、ホステルの中で撮影をしようということになった。僕はその間、少しだけコーディングをしていた。

年内最後の案件。注文の多い料理店のように注文の多いこと。動きをつけなさいとか、こうしろとか。そんな感じで命令が多いけど、まあやってやるぜ!って。

そしたら、急にグレッグはエレキギターで曲を弾き始めた。さすがMoosicaホステルだなぁって。トビリシ音楽院の隣にあるということもあって、音楽が好きな人が集まるホステル。彼は自分の好きな曲を一緒に弾けたらいいねっていうことで、ピアノで一緒に弾こうかっていう話になった。だけど、今日初めて聞いた曲を一度だけ聞いて弾くのはなかなか至極の技。それで話題を変えて「Misirlou知ってる?」「ACDC知ってる?」ってお話して、ピアノで弾いたり。

それからグレッグはジョージアのワインを無料でくれた。残り物だったらしいけど、すごく嬉しかった。本当に美味しかった。

1時間くらい経過してから、やっとフォトセッションへ。Pinterestでポージングをいろいろと探して、隣の部屋の窓で撮影を始めた。僕はモデルになった気分だった。

グレッグは本当にカメラの操作が驚くほどにすごくて、どんどん撮影を進めていく。その姿はかっこよかった。僕もいい感じに髪を整えて撮影。人生で初めての一対一の写真撮影だった。普段はモデルさんもこんな感じで撮影しているんだなぁって思うと、なんだか楽しくなってきた。

今のこの撮影は、グレッグにとっては趣味や好きなこと、僕も写真を撮られることが好きなので、お互いにWin-Winの関係。なにも商業的でもないんだけど、もしそれが商業的なモデルの仕事になったら、さぞかし大変なのかなぁって思ったり。

カメラを向けられている時には、自分がファインダーにどのように写っているのかをすごく意識しながらポージングした。やっぱり、仕事意識を持ってやったほうが、恥ずかしいとかそんな気持ちがまったくなくなるのでいい。

カーテンを閉めて暗くしたり、ベッドのライトに紙を巻いてうまい具合に光を調節して、そこに僕の頭が来るように撮影したり。窓のひさしを調節して光加減を変えたり。たくさんの写真を撮影した。

グレッグはカメラになにかつけてフラッシュの量を調節したり、光の具合を調節したりして、とても幻想的な写真を撮影してくれた。本当に彼はカメラのプロフェッショナルだと思う。本当に素敵だなぁって。もし僕が将来どこかに会社を作る場合は、彼を仲間にしたい。本当に素敵な人と出会えてよかったって思った。

彼はホステルのバイトで一週間に2日を担当していて、運良く僕が来た初日に一緒にお話をしたり、すごく感じよくしてくれて、それでコーヒーを飲みに行って3時間おしゃべりして、それで写真撮影。本当にすごく良い縁だった。

人生で初めてのフォトセッション、僕もすごくわくわくしていたけど、最初緊張するのかなぁって思っていたら、思ったよりも楽しくて。次はどんなポーズにする?次は、こんな感じで撮影しようかって、隣にMacbookを置いてPinterestの画面を開きながら、いろいろ探して、一緒に撮影する。本当に楽しい。こんな友達ができて、僕は本当に幸せだった。朝からなにも食べていなかったからとてもお腹がすいていた。

石畳の通りで、ストリートフォト

フォトセッションが終わってから、インスタグラムにタグ付けして投稿するとポストカードをもらえるということで、そのための写真をグレッグと一緒に撮影した。

それからグレッグは別の人が担当する予定だったけど、その人が体調を崩したので彼が担当することになった。だけどとりあえず一緒に外出して、景色のいい場所を探してストリートでの撮影へ。

トビリシの旧市街のような雰囲気の坂道で、車が頻繁に入る場所で撮影をしたり、マクドナルドの近くの場所で撮影をしたり。僕は普段よりも自信を持って撮影に挑めた。周りにたくさんの人が歩いていくんだけど、僕は気にしなかった。それも、トビリシだから、海外だからできたことなのかなぁ。写真を撮影する文化があたりまえにあるんだから。

それにしても、本当にモデルって楽しい。なにか演じている感じがする。いつかランウェイを歩きたいなぁなんて思ったりもする。やっぱり、アイフォンのカメラとミラーレスのカメラはぜんぜん違うなぁって改めて思った。いつか自分もミラーレスを持ちたい。

カメラの前に立つことで、恥ずかしさは自信に変わった。グレッグのおかげで、僕は新しい自分を見つけることができた。

最後の夜、トビリシを歩く

グレッグはホステルに戻らないといけないということで、僕は一人で銀行へ向かった。ジョージアバンクのカードを保持していると月々手数料がかかるので、解約しようと思った。だけど、そのカードをまたトビリシに来た時に再契約するとなると高額になるらしくて、やめることにした。銀行カードを登録した時と同じお兄さんが対応してくれて、「そんな短期間ならやめたほうがいいよ」と言われた。もうカードは使わないので、現金を引き出した。最後に残ったのは50ラリ。2800円くらい。まあいいやということで。

最後にジョージアのローカルレストランMapshaliaへ行こうとしたら、たくさんの人がいたので断念。懐かしいパン屋さんでじゃがいものパンを購入した。50円。それから、懐かしいスーパーマーケットでメグルリアンハチャプリを購入。正直、このスーパーのハチャプリが一番おいしいって思ってしまう。なんでだろうか?もちもちなんだよなぁ。他のどのレストランよりも、このスーパーのハチャプリが一番好き。

歩いてコワーキングスペースへ向かったけど、たくさんの人がいてなにか支援のプレゼンテーションをやっていた。テレビ局もたくさんいて大きなイベントをしているみたいだったので、そこで作業をするのをやめた。別のカフェへ行こうと思い、前に行った優雅なカフェへ。前に注文した同じメニューのカプチーノとパンナコッタを注文して、日記を書いたり、年内最後の案件を進めたり。

最後の夜なので、会計を済ませてからはトビリシのセンターを通過して旧市街へ。そしてFreedom Squareへ歩いていった。たくさんの場所を歩いた。

帰りにレモネードを買ってホステルへ。トビリシでの最後の夜が、静かに終わっていく。グレッグとの出会いは、トビリシで一番の贈り物だったかもしれない。運良く僕が来た初日に出会えたこの縁を、これからも大切にしたい。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後、Web制作を独学で学び、2022年よりフリーランスとして活動開始。現在は世界一周をしながら、Webエンジニアとして働きつつ、「旅するように生きる。感動するように働く。心でつながる。」をテーマに、ブログ・YouTube・SNSで発信を続けている。観光地を巡るのではなく、“その国の空気を吸い、その土地で暮らすように滞在すること”を大切にしている。将来の夢は、ヨーロッパに拠点を置き、クリエイティブで多国籍なチームをつくり、国境を越えたプロジェクトを生み出すこと。そして、自ら操縦桿を握るパイロットになること。音楽とファッションは人生のインフラ。イヤホンには非常に辛口。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻