~Un voyage guidé par le cœur~
値段ではなく"価値"——ジョグジャカルタで学んだ、お金と人間関係の本質

値段ではなく"価値"——ジョグジャカルタで学んだ、お金と人間関係の本質

expérience, histoire, rencontre, culture
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荷物を日本へ送るため駆け込んだ郵便局で、攻撃的だった自分を一瞬で変えてしまった局員との出会い。そしてジョグジャカルタ最後の夜、高級レストランで過ごした特別な時間。値段ではなく「価値」で測る人間関係の本質に気づいた一日。

8,000円の国際小包と、値段じゃ測れない夜のこと。

荷物爆発、郵便局へ駆け込む

そろそろ荷物が爆発してしまうほどになっていた。だから、今日はジョグジャカルタから日本に送ろうって思った。プロテインだったり、いままで買ったお土産だったり、不必要な靴下だったり、そういう小物を送ろうって思ったんだ。

正直、捨てたほうが良かったのかもしれないけど、それを送ってしまうのも僕。

折りたたみバッグに大量に荷物を入れて郵便局に到着して、局員に国際小包について聞く。船便と飛行機便それぞれで、どれくらいかかるのか教えてくれた。僕は驚くばかりか、高すぎる価格にショックを受けてしまった。

確か3キロで8,000円とかだったような気がする。これは法外に高いんじゃないかって思ったけど、仕方ない。やっぱり荷物は軽いに越したことはない。だから、仕方なく承諾して送ることにした。

「何を送るの?」ということで、局員さんは電池製品がないかどうかなど綿密にチェックしてきた。もちろんそんなものはないよと平気な顔をしていた。

郵便局のお兄さんが教えてくれた「人を動かす力」

奥の方から男性局員が僕を案内してくれた。ここで段ボールに荷物を入れて包装するのは邪魔になるので、奥でやろうということだった。僕は荷物をすべて持っていき、すべて出した。

男性職員は、僕の住所や名前、電話番号、なにを何g送るのかについて、たくさん入力してくれて、僕にもそれを聞いてくれた。

僕は少し警戒していて攻撃的になってしまっていたんだけど、彼は本当に穏やかで、「インドネシアはどう?なんでジョグジャカルタに来たの?」とか、そんな興味津々に質問をしてくれたので、僕の自尊心が満たされたのか、いつの間にか穏やかになっていた。それで、彼とすごくフレンドリーな会話をしていたような思い出がある。

彼は貿易関係の学部で学んでいて、卒業して今はロジスティクスで働いているとのこと。フランス語を徹底的に勉強していたので話すことができるらしく、僕は少しだけフランス語で会話をした。

彼はすごかった。いつかは国際関係機関で働きたいということを言っていて、僕は「夢を応援するよ」って言った。

普通は僕がすべて入力しなければいけないのに、面倒な作業をすべてお兄さんがやってくれた。梱包作業もすべて。本当にありがたかった。プロテインも送ろうと思ったんだけど、重くて送れないということでやめておいた。

終わり頃にはDuolingoを見せ合って、インスタグラムを交換するまでになった。僕は勇気を出して「インスタグラム持ってる?交換しようよ」って言った。今回は間違いなく彼が僕を変えた。

彼の寛大な心、笑顔、フレンドリーなコミュニケーション、すべてが僕の心を動かし、最終的には僕の方からインスタグラムを聞くようになっていた。彼は僕の攻撃的な態度をがらっと変えてしまったんだ。

ここから良い教訓を学んだ。相手がどれだけ怒っていても攻撃的でも、自分の力一つで相手を友だちにすることができる。その方法は至って簡単。相手の自尊心を満たす、相手に興味を持ち、笑顔で話しかける。

相手の話を聞いて、共感する。すべてにおいて、相手の重要感を満たすということだった。これは良い学びだった。

8,000円を支払って、お兄さんとバイバイした。とても良い出会いだったし、同時に「人を動かす」ってどんなことなんだろうっていうことも学べた。

15時のローカルランチ

ホステルに戻って荷物を下ろす。まだお昼ご飯を食べていなかったので、近くのローカルレストランへ行く。時間は15時だったので誰もいなかったけどOPENしていた。店員さんは奥の方で集まっておしゃべりをしていた。こういう光景は本当に人間らしくて、素敵だなぁなんて思う。

BAKSO DAGING IGAっていう料理を食べることにした。店員さんにおすすめを聞いたら、それだよと言うので。食べたら、まあ美味しかった。肉のボールがすごく美味しかったのを覚えている。これがインドネシアのローカル食事なんだなぁと思う。やはり、日本の食事には勝てないなと感じてしまうけど。

道端で演奏している人たち

最後の夜、高級レストランへ

今日はジョグジャで出会った友達とディナーの約束をしていた。僕たちはどこで食事をしようかとお話していて、彼女がおしゃれなレストランを提案してくれた。どこからどう見ても、とってもおしゃれでロマンチックな場所だった。

同時にめちゃくちゃ高いだろうなぁって思った。こういうレストランへ行くのは僕自身慣れていないから、少し気が引けてしまった。

だけど、逆にこんな高級レストランに一緒に行こうって提案してくれたのは嬉しかった。彼女はとても美しいし、雰囲気や仕草もとってもロマンチック。だから、彼女にはぴったりなお店だった。

僕も2件くらいイタリアンを提案したんだけど、最終的に彼女の提案したレストランになった。彼女は最初からそこに行きたいっていうのがわかっていて、その通りにしたっていう感じ。さすがENTJだった。僕もそうなんだけど、彼女にはもってかれてしまうなぁと感じたり。

今日が最後の夜だった。明日の朝はマランへ行ってしまう。本当は昨日マランへ行く予定だったんだけど、彼女からの提案で「もう一日いないの?」って。こんなふうに言ってくれて、嬉しかった。

積極的に相手に興味を示すと、相手も答えてくれるんだなぁと感じた。自分を受け止めてくれて、重要感を満たしてくれる。そんな人にはついていってしまうものだよね。

インドネシア語の手紙

僕は手紙を書くことにした。時間ギリギリだったんだけど、彼女には少し遅れることを伝えて先に入っておいてと。インドネシア語で手紙を書いた。彼女と会えて嬉しかったこと。

運が僕たちを結んだということ。自分が疲れていて「ああだめだ」って思っている時こそ良いチャンスだったりするということ。また次に会えたらいいねっていうことを書いた。バイクタクシーに乗ってレストランへ向かった。

緊張しない自分に気づいた夜

到着したら、少しだけ緊張していたけど、めちゃくちゃ緊張しているわけでもなかった。見るからに高級レストランで、とてもおしゃれでロマンチックな空間だったのに。僕はNew Balanceのタンクトップに短パンという、めちゃくちゃカジュアルなコーデだったし、なんか変だなぁとも思ったんだけど、あまり緊張しなかった。

きっと、後ろ盾がいるような感覚だったからなのかな。相手が自分のことを受け入れてくれているかどうかって、本当に大切だなぁって思う。心細いときは自信満々に振る舞うのは難しかったりする。

だけど、今回は彼女が僕を受け入れてくれていることがわかっていたから、あんまり緊張しなかったのかな。

レストランの中へ入る。店員さんに案内されて席へ。なんとも荘厳で、僕の大好きな雰囲気だった。大きな空間に、おしゃれな音楽がかかっていて、ライトはオレンジ色。後ろにバーがあってたくさんのお酒が並んでいる。テーブルとテーブルの間も広くて、人もぜんぜんいない。まさに最高な場所だった。

彼女はすでに座って待っていた。Macbookでなにか作業をしていて、こんな高級なおしゃれなレストランでパソコンを開くって、緊急のビジネスMTGか売上を計上している経営者かよって思ってしまったけど、それも新鮮で面白かった。

「遅れてごめんね!」と伝えて席に座った。いつもなら緊張するはずだったけど、あまりしなかった。彼女の目は、僕に会えて嬉しいということ、そして僕を受け止めてくれていることがすぐにわかった。彼女は包容力があるなぁと感じた瞬間だった。

ピザとパスタ、そしてワイン

まだなにも注文していないということで、一緒に注文しようということに。メニューはQRコード式で、一緒に見ていた。彼女のiPhoneが壊れてしまったらしく、仕方なくPCのWhatsAppで連絡をしていたとのこと。

ピザとパスタを注文して一緒に食べるのが一番いいかなって思ったので、そう提案した。最初はブルーチーズのピザを食べたいなぁって思ったんだけど、彼女はあまり好きじゃないということで普通のピザにした。彼女はイタリアが大好きでイタリア語も少し話せるので、そんなこともたくさんお話していた。

僕たちは思い切って、オーストラリア産のグレープをバリ島で作られたワインをボトルで注文することにした。値段は4,000円くらいだったので、まあいっかっていうことで。

彼女の包容力、僕を大切にしてくれる気持ち、そういうものが伝わって、ただ高級レストランに行っていい思いをして、写真を撮って投稿するような薄っぺらい人ではないことがわかった。

とても安心したし、一緒に心からこの瞬間を楽しみたいと思った。だからワインをボトルで注文した。全く高いなとも思わなかった。なぜなら、その「価値」が十分にあると思ったから。

彼女は深い人間だし、本当にいろんな複雑なものを抱えて生きている、人間らしい人だった。一緒にこの夜を共にする、そんな価値のある時間に、あのワインは最高のデコレーションだった。

料理よりも、僕に興味を持ってくれている感じ

思い出に残っているのは、なにを注文しようかって迷っているときも、彼女は料理とは全く関係ないお話をしてくること。「今日は何してたの?何時に起きたの?」とか、お姉ちゃんのお話や僕の夢だったり。

いろんなことを聞いてきたり、お話をしていた。彼女は本当に料理のことはあまり気にしていなくて、どうでもいい感じだった。逆に、それが僕の心を掴んだ。

本当に僕に興味を持ってくれている感じで、料理なんてどうでもいいっていう。これはすごく特別感だった。

彼女のコミュニケーションはすごく上手で、人を惹きつけるような仕草やお話の仕方を自然にしていた。だから、普段もたくさんの人が群がっているんだろうなって想像できた。だけど、僕がもし日本人じゃなかったら、同じように興味を持ってくれていたのかなって思ったりもした。僕の国籍が魅力の一部になっているのかもしれない。

そういう点では、僕という人間そのものを見てくれているのかなっていう思いもあった。だけど、もちろん僕だって特定の国の人に憧れを持つことはある。日本人女性かフランス人女性だったら、そりゃそちらの方が憧れがある。これはお互い様で、みんな同じなのかなって思った。

食事を待っている間はいろんなお話をして楽しんだ。本当にスムーズだった。会話に詰まったりすることもなく、お互いに打ち解けてお話をしていた。この時は本当に心地よかった。

写真を撮り合う、若い僕たちの特権

写真を撮り合ったり、鏡越しに一緒に写真を撮影したり、彼女の写真を撮影してから、僕のスマホ(彼女が撮った写真が表示されている)と僕を一緒に撮影してくれたり。とてもユニークな感じだった。

それに、彼女は持っていたMacbookの動画撮影機能を使って、一緒に動画を撮影していた。この瞬間をおさめたいっていうことで。高級レストランでMacbookで撮影するっていうのは、彼女が大学生だからこそ、僕たちは若いからこそできることだなって感動していた。

彼女は将来ANAのキャビンアテンダントになりたいということを言っていた。だから、僕と会ったことでその夢がさらに固くなったと言ってくれた。本当に嬉しかった。僕がパイロットになりたいんだっていうことを話したり、今後のプランを共有すると、「一緒に空を飛ぶって最高だね。ぜひ叶えたいな」っていうお話をしていた。僕たちはお互いに「できる!」って励まし合っていた。

「ウズベキスタンへ行くよ」というお話をしていたら、「私も連れてってよ〜」って。僕はなんて返答していいのかわからなかったので、笑ってごまかした。

僕は「いいよ〜!」なんて軽く言えないんだ。誠実だから。それがつまらないのかもしれない、だけど冗談でこういうことは言いたくなかったりする。

パスタとピザ、そして自信がみなぎる

パスタとピザは少し冷めてしまったりしたんだけど、お互いたくさんお話をしながら食べた。美味しかったとは言えない味だったような気がする。だけど、きっと僕の口が肥えているんだと思う。

ワインも美味しかったけど、最高にというわけではなかった。だけど、まだ理性をしっかり動かしていたんだと思う。

店員さんに頼んでたくさん2人の写真を撮ってもらった。本当は恥ずかしいなぁって思ったんだけど、彼女のような主導型、自信型の人と一緒にいると、僕も影響されて自信がすごくみなぎってくる感じがした。

内向型の人と一緒の時とは大違いだった。自信を持って写真を撮ってもらうことができたし、席を立ってバーの前で一緒に撮ったり、別の席で撮影したりした。こんな自由に、そして最高のおもてなしを受けた。

値段ではなく「価値」

僕たちの夜は本当に特別だった。とにかく最高の夜になった。一生の思い出だった。彼女のような自信があって、ロマンチックで、とにかく仕草やふるまいが上品で美しい人と過ごすと、僕もなんだか自信がみなぎってくる。

これは、釣り合っているからなのか?相手が僕を尊重していることを言葉以外の部分で感じ取っているからなのか?そんなことをふと考えていた。

お会計は7,000円くらいだった。だけど、もちろん価値のある夜だったし、むしろ安いんじゃないかと思うくらいだった。だから、値段ではなく「価値」なんだなぁって思った。

どれだけ高くても、それ以上の期待値があれば人はそれを「安い」と感じる。ビジネスでも同じ。そして、また次も行きたいと思うようになる。これは本当に大きな学びだった。

マリオボロを歩いて、夜12時

それからは、タクシーに乗ってマリオボロへ向かった。たくさん歩きながらお話をしたり、途中写真を撮ったりした。すごいなぁって思うのは、彼女だけが写真を撮るんじゃなくて、僕の写真も撮ってくれたこと。とにかく嬉しかった。

僕たちはインスタグラムを交換した。本当はしなくてもいいんじゃないかって思ったんだけど、しつこく彼女は聞いてきたので交換することにした。いろいろなことを考えてはいたけど、まあいいかって。

交換してからは、彼女は細かく僕の写真を見て、「これはどこなの?なにしてたの?」って好奇心を持って聞いてくれた。こんなふうに細かく聞いてくれるのは初めてだったし、僕はすごく嬉しかった。

だから、やっぱり好奇心を持って、興味を持って、話を聞いてくれる。そして、重要感を満たしてくれるっていうのは本当に大事なことだなって思ったし、すごく嬉しかった。

蚊もたくさん近寄ってきたので、ベンチから立って歩いた。時間はもう12時近くになっていたので、お互いに帰ることにした。明日の朝はマランへ行く日なので、彼女はなんと明日の朝、僕と一緒にカフェに行って、最後は見送ってくれるとのことだった。

そんなふうに大切に扱ってくれるなんて、本当に嬉しかった。「明日は朝の8時にここで会おう」ということにして、僕たちはバイバイした。

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● Profile

Kota Ishihara

Diplômé du département des sciences de la vie de l’université Kinki. Après ses études, il a appris la création de sites web en autodidacte et est devenu freelance en octobre 2022. Depuis, il voyage à travers l’Europe et l’Asie du Sud‑Est, à la rencontre de cultures et de personnes. Son rêve est de s’installer en Europe, de créer une entreprise créative et internationale, et de parcourir le monde en tant que pilote. Passionné de musique et de mode. Très exigeant sur les écouteurs. Il admire Taro Okamoto.

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