〜心のままに歩く旅〜
バンコクでワクチン4本36000円─夜はベトナムが恋しい理由を因数分解

バンコクでワクチン4本36000円─夜はベトナムが恋しい理由を因数分解

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ワクチン4本で36,000円、New Balanceで学んだ「買い時」の教訓、屋台の「Have a nice day」──バンコク2日目は盛りだくさん。そして夜、ふとベトナムが恋しくなる。「好きな国」の感情を因数分解したら、見えてきたものがあった。

バンコク2日目。今日は結局12時に起きた。本当は10時30分にアラームが鳴ったんだけど、すごく疲れていたのかたくさん寝てしまった。シャワーを浴びて、歯磨きをして外出する。今日は、ワクチンを打ちに行く日だ。

屋台の「Have a nice day!」

まずは歩いてメトロへ向かう。泊まっているホステルはカオサン通りから1キロくらいのところにあって、下に歩くとメトロがあるのでそこから1本でSi Lom駅へ行ける。

メトロに到着する前に、いい感じの屋台があったからそこでライスと豚バラ肉のミキサーしてあるやつと、きゅうりと人参が乗った料理を食べる(正直、料理名がわからなすぎる)。屋台料理だから50バーツ(230円くらい)なんだけど、めちゃくちゃ美味しかった。

その人は、僕が買ったあとに「Have a nice day!」と言ってくれた。本当にいい気持ちだった。だから僕も「Have a nice day too!」って返す。やっぱり、Have a nice dayって言われると嬉しい気持ちになるよなぁ。

WHOでワクチン4本──合計36,000円の自己投資

メトロに乗ってSi Lom駅へ。2月にワクチンを大量に打って、まだB型肝炎、デング熱、HPV9価、狂犬病3回目が残っていたので、今回まとめて打つことにした。マスクを忘れたので、駅近くのセブンイレブンで購入。3枚入りで50円は安い。

WHOのワクチン接種センターへ向かう。2月に来たぶりだった。実はVlogを始めようと思ったとき、ここで初めて撮影したのが懐かしい。当時は緊張しすぎて声が震えていたし、周りの目も気にしていた。だけど今は、人の目など気にせずに堂々と撮影できるようになった。毎日続けているからこその成長だなぁって思うと、本当に嬉しかった。

今回は3回目の訪問だったからプロセスもわかっていた。血圧を計測して、診察券を家に忘れたことを話して、打ちたいワクチンを伝える。前回までは診察券をカゴに入れる方式だったけど、なんとタッチパネルのマシンが導入されていて、選択するだけで紙が出てくるようになっていた。タイの進化のスピード感、すごいなぁって思った。

2分後にすぐに名前が呼ばれて診察室へ。今回は女性2人のお医者さんだった。HPVは一般的には女性が打つイメージがあるけれど、男性も咽頭がんなどの原因ウイルスがHPVなので、若いうちに打っておくのが良いとのこと。

料金はなんと8,200バーツ。驚きを隠せなかった。明細を見たら、HPVだけで6,000バーツ(27,000円)。デング熱は1,400バーツ(5,600円)。もろもろ合わせて約36,000円。やばい、高価な買い物をしてしまった。だけど一つ言えるのは、これで将来の病気を予防できるなら、めちゃくちゃ安い自己投資だということ。血液検査とワクチン注射をすべて完了。HPVは筋肉注射だからか、めちゃくちゃ痛かった。

「買おうと思ったときに買え」──New Balance探しの教訓

注射のあとは、歩いてSiamへ。ここタイに来た目的の一つに「1ヶ月ジムプロジェクト」「ヨガクラス」「ムエタイ」をやりたいというのがあって、そのためのランニングシューズを買いに来た。ベトナムでもNew Balanceを探していたんだけど、めちゃくちゃ高かったからタイで買うことにしていた。

New Balanceストアに行ったけど、欲しかったTシャツとショーツがない。別の店舗へメトロで移動しても、Mサイズのショーツがなくてがっかり。これはベトナムで買っておけばよかったと後悔した。今日また大切な教訓を学んだ。「買おうと思ったタイミングで買うべきである」ということ。あとからでいいやって躊躇すると、結局損をすることがある。

結局1件目のストアに戻って、シューズを購入。Propella V5という型番で、僕の好きな色が日本には売っていないモデルだった。しかもセールで買えて嬉しかった。

3,010バーツ(約13,000円)。店員さんはTax refundも積極的にやってくれて、僕のパスポートを見て日本語を読もうとしたりしておちゃらけていて爆笑だった。レジのお姉さんもとても親切で、すごくいい気分になった。こういう人が売上を作るんだよなぁって思った。

いつもショッピングモールでは大きなイベントがあるバンコク

800円の日本食と5キロの夜散歩

夜ご飯は日本食の寿司屋でバリューセットを注文。チーズが入ったカツ定食で、わかめ、味噌汁、ポテトサラダ、お茶、デザート、ご飯がついて800円。めちゃくちゃ安いし美味しかった。食べ終わってからはSi Lomからホステルまで5キロ歩いた。Taylor Swiftの音楽を聴きながらだと、あっという間だった。

ベトナムが恋しい──「好き」を因数分解すると

ホステルに戻って、日記を書きながらふと思う。ベトナムが恋しい。

タイも好きなんだけど、やっぱりベトナムのほうが「Home」と感じるというか。タイは日本とちょっと近すぎるのかもしれない。ベトナムにあるような、全く想定できない出来事や空気感がタイにはあまりない。

タイはみんなハッピーで、すごくふわふわしていて「人生楽しく生きようじゃん!」というノリの国。それはそれでとてもいいと思う。一方でベトナムは、もっと鋭くて、生き方も美意識もストイック。だけど恥ずかしがり屋。だから素敵だと思う。そのギャップがたまらない。

ベトナムの人たちは、見せ方や撮られ方、外見に対してとても意識が高い。通りを歩いていても、その美意識が街全体から伝わってくる。食べ物も、ベトナムのほうが僕は好きだなぁって感じる。もちろん、タイも大好きだけど。

「好きな国」って誰にでもあると思う。その感情を因数分解してみると、「好きかどうか」よりも「自分の人生観にどちらが近いか」なのかもしれない。僕はベトナムのほうが、自分の人生観や哲学に近いと感じる国なんだと思う。

タイのようにゆる〜く生きたいとは思わない自分がいる。だからこそ、ベトナムのストイックさに惹かれるのかもしれない。でも、タイにはタイの良さがある。これから約2ヶ月、この国で何を感じるのか、楽しみだ。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻