〜心のままに歩く旅〜
どしゃぶりの赤信号で、知らないおじさんが傘をくれた優しさに感動

どしゃぶりの赤信号で、知らないおじさんが傘をくれた優しさに感動

出会い, 気づき, ストーリー
|
Clock

2 min to read

バンコクで風邪を引いた。体はだるいのに食欲だけはある不思議な一日。どしゃぶりの中、見知らぬおじさんが差し出してくれた傘。スシローの行列を諦めてココイチに辿り着いた夜。体調不良の日にこそ、人の優しさが沁みる。

朝起きると、心拍数が高い。そして熱っぽい。どうやら風邪を引いてしまったようだ。体がだるくて調子がすぐれない。でも不思議なことに、鼻水が出るわけでもなく、喉も痛くない。一体なんだろうと思いながらも、とりあえずデリバリーでカオマンガイを注文する。食欲だけはすごくある。

朝9時からのミーティングはベッドの上でこなす。とても疲れていて、ほぼ集中できなかった。

ひたすら眠る午後

ミーティングが終わってからは、カオマンガイを食べて、ひたすら寝る。パラセタモールを飲んでいるから、熱は少し下がって気分も多少楽になった。少し元気が出てきたので、夜ご飯は近くの屋台へ行こうと思って外に出る。

だけど、途中で雨が降ってきたので避難。しかもそのエリアはあまり清潔とは言えない雰囲気だったので、何もせずに離れることにした。近くにCentral Worldという大きなショッピングモールがあるので、そちらへ向かうことにした。

どしゃぶりの赤信号と、傘をさしてくれたおじさん

途中、どしゃぶりの中で赤信号を待っていると、一人のおじさんが「入る?」と傘に入れてくれた。

これは初めての経験だった。日本でも、世界のどこでも、こんなことは一度もなかった。彼がはじめてだった。

その優しさに少し動揺しつつも、傘の中に入った。どしゃぶりがやまないので、渡るのをやめて屋台の屋根の下でしばらく待つことにした。彼はバンコクに住んでいるようで、「今は雨季だから、こうやって突然雨が降るんだよ」と教えてくれた。

僕がどこに行きたいかを聞いてくれて、ショッピングモールだと答えると、「ここからいった方が近いから」と優しく案内してくれた。こんなに人間的に美しい人がいるんだなぁと、感謝の気持ちでいっぱいになった。「Thank you, I appreciate you」と伝えると、彼はとても謙遜している様子だったけれど、本当に温かい人だった。

Central Worldの夜ごはん

歩道橋には屋根があるので、雨に濡れずにCentral Worldへたどり着くことができた。途中、観光で来ていたヨーロッパの家族を見かけた。お父さん、お母さん、16歳くらいの娘さん。その娘さんがめちゃくちゃ不機嫌そうな顔をしていて、きっと家族旅行が億劫な時期なんだろうなぁと、思わずぷふっと笑ってしまった。

背中はびちょびちょになってしまったけれど、まあ仕方ない。夜ご飯は7階のスシローに行こうと思ったものの、待っている人がめちゃくちゃ多かったので諦めて、ココイチにした。バンコクにここまで日本食レストランがあるのは、本当に驚きだしありがたい。ココイチでオムレツとポークカツレツを食べた。

食後はPharmacyを探して、友達に教えてもらったおすすめの薬を購入。歩いてホテルに帰る。

体調不良の夜に思うこと

とにかく体調が良くない。本当に疲弊していて、しっかり寝なければと思う。ああ、しんどいなぁ。本当は明日、デートに行く予定だったのに、それができないと思うととても悲しい。

だけど、きっとこれには意味がある。そんな気がしている。

#Keywords

● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻