〜心のままに歩く旅〜
一期一会のビリヤード台 — 旅先の友人と最後の夜

一期一会のビリヤード台 — 旅先の友人と最後の夜

面白い体験, 出会い, ストーリー
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同じメニューを迷わず注文してしまう自分の性格に気づいた朝。ノートに書き出した複雑な感情。そして夜、旅先で出会った友人との予想外の再会——ビール片手にダーツとビリヤードを楽しみながら、深夜1時まで語り合った夜の記録。一期一会の縁が教えてくれること。

チェックアウトの朝。チャイナタウンエリアを満喫し、今日はSiam駅近くのホテルにチェックインする日だ。ついに1人の時間が手に入る。久しぶりにそんな日が訪れると思うと、本当にハッピーだった。

チェックインまで時間があるので、昨日と同じレストランへ向かい、まったく同じメニューを注文する。我ながら思う。新しいものを試そうという好奇心よりも、「ああ、いまからあれが食べられる」という期待感の方がいつも勝ってしまう。一度美味しいものに出会うと、どうしてもそちらに流れてしまう性格らしい。

そして昨日とまったく同じメニュー。やっぱり本当に美味しかった。

スタバの黒いノートと、頭の中の整理

食後はスタバへ。黒色のノートに黒のボールペンで、今の自分が感じていることを書き出す。今感じていること。恋。忘れられない未練。

そんな複雑な思いがつまったものだった。でもやっぱり、ノートに自分の考えを書くという行為は、頭の中を洗い流してくれるような感覚がある。本当にいい習慣だなと改めて感じながら、スタバで2時間ほど過ごした。

チャイナタウンのカオマンガイ

スタバの後は、カオマンガイの有名なレストランへ。チャイナタウンのど真ん中にあるショッピングセンターの中の1店舗で、評価は4.5くらい。

相当美味しいんだろうなと期待して行ってみると、実際にめちゃくちゃ美味しかった。チキンが本当に絶品。タイに来たときは必ずまた訪れたいと思えるレストランになった。

新しい拠点、Red pin inn

新しいホテルへの移動。また18Kgのバックパックを背負って歩く。今日の宿は「Red pin inn」というところで、中国人が経営しているようだった。

部屋はとても安いのに清潔できれい。場所もめちゃくちゃいい。なのに、なぜかゲストがほとんどいない。なにか理由があるのだろうか。よくわからないけれど、僕はここに1週間滞在する予定だ。

Lewisとの再会 — ビール、ダーツ、ビリヤード

今日は重鎮がバンコクに来ていた

チェックインを済ませると、少し体が疲れている感じがした。でも、旅先で出会ったLewisからまた会おうという連絡が来ていた。

彼はフライトを日曜日に変更したらしく、最後にもう一度会おうということになった。前回渡しそびれていたカードにメッセージを書いて、ホテルを出る。すでに夜の9時半。Nana駅まではけっこう距離があるけれど、歩くのが大好きだからあっという間に到着した。

Lewisも歩くのが大好きで、今日は3万歩歩いたのだとか。類は友を呼ぶとは、まさにこのことだなと思った。

合流してビリヤードのある場所へ向かったものの、とにかく人が多くてすぐに席が埋まってしまう状況。とりあえずビールを注文して、飲みながらいろんな話をする。

お互いの価値観や人生観について語り合う時間。正直、僕がしたいのはビリヤードよりもこういう深い会話だったりする。Lewisはこういう話も真剣に向き合ってくれるから、本当にいい友人だなと感じた。

それからダーツに挑戦。無料で遊べて、ルールを知らなかった僕にLewisが丁寧に教えてくれた。最初はガーターばかりだったけれど、途中でど真ん中に命中。Lewisはいつも「Nice control!」とリアクションしてくれたり、グータッチをしてくれたりする。一緒にいて本当に楽しい人だ。

ビールを飲み終え、ダーツも終わると、ちょうどビリヤードの席が空いた。30分90バーツで2ゲーム。今回のビリヤード台は前に行った場所に比べてとてもスムーズで、ボールがきれいに転がる。その分難しかったけれど、美しい球の動きを見ているだけでも楽しかった。

深夜の会話 — イギリスの話、世界の話

ビリヤードの後は、外でお話の続き。UK、Great Britain、Englandの違い。スコットランドとウェールズの政治的な背景。フランス人とイギリス人がお互いを嫌っているというステレオタイプの話。知らないことばかりで、すごく刺激的な時間だった。

気づけば夜中の1時。明日は朝9時からミーティングがあるので、そろそろ帰らなければ。

Lewisにカードを渡すと、とても喜んでくれた。「今度こそイングランドで会おう!」と約束して、ばいばいをした。

一期一会、そしてまた会える日まで

こんな予想もしなかった再会ができて、本当に嬉しかった。これこそが旅の醍醐味だと思う。一期一会。そしてこの良き縁を、これからも大切にしていきたい。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻