〜心のままに歩く旅〜
キルギスのホステルメンバーと、受付の子と急遽おにぎりパーティー

キルギスのホステルメンバーと、受付の子と急遽おにぎりパーティー

面白い体験, 出会い,
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ハイキングの相談、忘れていたデート、受付Ayaとの急なおにぎりパーティー。キルギスのホステルで過ごした人との時間の話

起きたら14時、二度寝からの出遅れた一日。 ハイキングの相談も、忘れていたデートも、気づけば全部、人との時間になっていた。 受付のAya、公園で会った子、スーパーに付き合ってくれた友達。 みんな驚くほど心がきれいで、気づいたら一生の思い出になっていた。

9時に起きて、朝ごはんを食べた。 パンとチーズとスクランブルエッグ、トマトときゅうり。簡素な朝ごはんだったけど、それでお腹は満たされる。 そのままベッドに戻って二度寝。めちゃくちゃ眠たくて、抗えなかった。目が覚めたら14時だった。

明日のハイキング、決められない自分

今日はどうしよう。ずっとそれだけ考えていた。 ツアー会社に「明日どんなツアーがある?」ってロシア語で聞いたり、簡単なハイキングコースと、同じ場所だけど20kmのコース、どちらにしようかずっと悩んでいた。

20kmの方が達成感は大きいはず。でも、本格的な山登りをしたことがない。靴もないし、着込む服もない。システム1がずっとフル稼働で、何もしていないのにイライラしてしまう。

受付で仲良くなったAyaに、インスタのDMで「ねえ、いまホステルにいる?ちょっと聞きたいんだけどさ」って送ってみる。返信がない。とりあえずスポーツセンターへ向かった。

中には道具や、NIKE、アディダス、コロンビアのかばんがたくさん並んでいた。だけど、目的なく来てしまったので、何を買えばいいのかさっぱりわからない。結局、来た道を戻ってホステルへ。

受付Ayaと過ごした午後

戻るとAyaがいた。「Hey Kota〜」といつものフレンドリーな声。事務所に入れてくれて、一緒にいろいろ話した。

ここに行ったらいいよ、ここはこう、この靴じゃ寒さに耐えられない。ありとあらゆることを教えてくれた。

お客さんが来て少し忙しいときでさえ、僕の質問に丁寧に答えて、丁寧に調べてもくれた。本当に優しくて、温かい人だなぁって思った。

すごく社交的で、土曜日にはホステルのゲストを集めてパーティーをするらしい。なのに、人と話した後はすごく疲れるし、話すのがあまり好きじゃないとも言っていた。それはさすがに驚いた。彼女も人間なんだなぁって思った。

Ayaは今ホステルで働いているけど、将来やりたいことはまだわからないらしい。International Organizationで働いてみるのはどう?って提案してみた。

彼女はトルコ語が少し話せて、マルマリスに3か月滞在していたくらいトルコが好きらしい。次は中国語も学びたいとか。話すことがすごく興味深かった。

ゲストが来たので3階へ移動。ベラルーシ人の友達からもらったお菓子を一緒に食べた。外は砂糖でコーティングされて甘いのに、中はすごく酸っぱい。不思議なお菓子だった。

Ayaはすごく楽しそうに食べて、写真も撮っていた。雑念がなくて、本当に心がきれいだなぁって思う。キルギスの人は、なんでこんなに心が美しいんだろう。

そこで、土曜日に何を作ろうかという話になった。「おにぎりとかは?」って提案すると、「おおいいね!」と即決。じゃあ今日、練習として作ろうよ、と他のゲストも巻き込んで話が進んだ。

こんなに決断が早く、フレンドリーな人がいるか。子供心があるというか、すごく純粋というか。こういう人間らしい人は、本当に素敵だなぁって思った。

オーク公園(Oak Park)でのデート

そういえば、19時30分からデートがあることをすっかり忘れていた。Bumbleで数日前に知り合ったキルギス人の子と、公園で会う約束をしていた。

向かったのはオーク公園(Oak Park)。もう3回目。先に着いてベンチで待つ。あまり緊張せず、期待もせずに待っていると、彼女が現れた。笑顔で駆け寄って、ハグをして挨拶。最初の30秒はお互い顔が引きつっていたけど、「今日はどうだった?」って自然に切り出せた。

彼女はIT系の仕事で、部下に教える立場らしい。今日は同僚の仕事まで引き受けて疲れたと話していた。

日本語を少し勉強していた時期があって、アニメの影響で日本が好きになったらしい。呪術廻戦と鬼滅の刃が大好きだとか。

近くのベンチに座って30分くらい話した。来年はBTSのコンサートを見にフィリピンへ行きたいらしい。韓国語はわからないのに、ただ聞いているだけで音楽が好きだと言っていた。

彼女の顔を見ているだけで、心がきれいなのがわかった。性格って顔に出るんだなって。話し方も上品で、ファッションセンスも美しかった。

街中のカフェで交わした本音

そこから歩いて、街の中心部にあるカフェへ。最近リノベーションされたばかりらしい。テラス席で、僕はセバスチャンチョコレートケーキと煎茶を注文。彼女はレモネードを頼んで、「飲む?」ってストローのまま渡してくれた。上品で少し距離のある人だと思っていたから、それが意外で少しドキッとした。

笑顔からにじみ出る心の美しさ。

そういえば、恋愛で傷ついてきた子ほど、複雑で心を閉ざしていたりする。キルギスには恋愛イコール結婚っていう価値観がまだ根強いからか、浮気をする人があまりいなさそうな感じがする。だからこそ、みんな心が純粋なまま保たれているのかな、なんて思った。

ファッションの話、仕事の話、好きな音楽の話。土日は何をしているのか聞くと、彼女の趣味は山登りで、よくリフレッシュしに行くらしい。

日本では、土日を休憩に使う人の方が多い気がする。でも彼女みたいに、自然の中に飛び込んで満喫するタイプこそ、幸福度が高いってデータを思い出した。すごくいいなって思うし、好き。

エレガントでオールドマニースタイルが好きで、指輪はシンプルなシルバー。香水はホワイトリリー系で、強くなく、シャボン系の香り。すごく似合ってるなぁって思った。

The男の香水は好きじゃなくて、優しい香りが好きらしい。ナルシソ・ロドリゲスのWhite Muskはきっと好きになるよ、って勧めてみた。MBTIはENFJ、ENTPらしい。

話し込んでいたら9時30分になっていた。お会計は彼女がロシア語でQRコード払い。本当は僕が払うべきなのに、ゲストだからと彼女がしてくれた。ありがたかった。

少し公園を歩きながら、将来の夢を語り合った。彼女はIndependentな女性になりたいらしい。値札を見ずに好きなものを買えるような。

経営者に向いてる気がしたから、それも伝えた。「なるときがきたら、きっとなるよ」って。Initiativeがある人だから、きっとできると思った。リードをする女性だなぁって。

彼女と共有した時間は、本当に楽しかったし、ワクワクした。彼女の笑顔を見るたびに、心がドキッとした。きっと、笑顔から染み出る美しい心に、毎回打たれていたんだと思う。

タクシーを呼んで別れる前に、彼女の笑顔が素敵なことと、会えて嬉しかったことを、目を見て伝えた。普段はシャイでなかなかできないのに、今回は自然にできた。本当に嬉しかった。また一緒にハイキングに行けたらいいな。

気づくといろんな人と会って、いろんな話題を話しているからこそ、いろんなことを話せているんだなぁって思った。本当にいいことだし、すばらしいことなんじゃないかって思う。

買い出しから始まった夜

ホステルに戻って「ただいま!」とAyaに声をかけると、彼女は夜勤で受付を離れられないから、代わりに買い出しを頼まれた。リーザ、ロマ、名前を忘れてしまったキルギス人の子と、4人でスーパーへ。

リーザは元ITで、今は車関連の管理職をしているらしい。明日ツアーに行くと話すと「参加していい?」と聞かれた。ロシア語のツアーは正直不安だったから、めちゃくちゃありがたかった。

のり、ツナ、お米、サランラップ。無事に買い出し完了。僕が先にお会計をして、あとでAyaが返してくれるという流れ。

こんなにフレキシブルで、フレンドリーで、ゲストと受付の距離が近いホステルは今までなかった。世界最高のホステルだと思う。

みんなで作ったおにぎりの夜

買ったものをAyaのところへ持っていくと、袋から一つずつ出して「何買ったの?」と興味津々に見ていた。

下のキッチンに移動して、みんなでおにぎりを作った。Ayaが一番好奇心旺盛で、握り方やお米の炊き方をいろいろ知りたがる。きゅうりを切ってツナと混ぜて、自分オリジナルの寿司を作っていた。

他のゲストも加わって、ギターを弾く人、自分のご飯を食べながら笑う人。みんなフレンドリーで最高だった。

その輪の中に自分がいるんだなぁって思うと、それが本当に嬉しかった。ここに溶け込んでいるんだなぁって。みんながロシア語で話す中、自分もロシア語でたくさん話した。すごく良い雰囲気で、写真や動画をたくさん撮った。

キルギスの発酵乳飲料、Тан(タン)も並んでいた。

おにぎりは大成功。みんなで食べるご飯は、最高に美味しかった。

こんな企画をしてくれたAyaに感謝しかない。一生の思い出になった。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後、Web制作を独学で学び、2022年よりフリーランスとして活動開始。現在は世界一周をしながら、Webエンジニアとして働きつつ、「旅するように生きる。感動するように働く。心でつながる。」をテーマに、ブログ・YouTube・SNSで発信を続けている。観光地を巡るのではなく、“その国の空気を吸い、その土地で暮らすように滞在すること”を大切にしている。将来の夢は、ヨーロッパに拠点を置き、クリエイティブで多国籍なチームをつくり、国境を越えたプロジェクトを生み出すこと。そして、自ら操縦桿を握るパイロットになること。音楽とファッションは人生のインフラ。イヤホンには非常に辛口。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻