停電の夜を楽しむか、怒るか。人間って面白い
夜中に何度も汗をかいて起きた。バスタオルで拭っては寝て、お水を飲んで。何日もしっかりした睡眠が取れていなかったので、結局12時まで寝てしまった。
起きてからは少しだけ仕事をして、カオマンガイをデリバリー。一人部屋はすごく快適だけど、快適すぎてだらけてしまう自分もいる。気づいたら18時。時間は残酷にも待ってくれない。
昨日のレストランへ再び

洗顔フォームがなくなったのでショッピングモールへ行くことにした。ユニクロでパンツも買いたかったし。その前に、昨日ものすごく気に入ったレストランへもう一度。今日はブロッコリーと人参、ネギ、さやえんどうがたっぷり入った野菜メニューを注文。本当に美味しかった。

食べながら、自分はどんな人間なんだろうってひたすら考えていた。本当の僕だったら、隣の人にHi How are you?って声をかけて質問しまくるはず。なのに、一人の僕はIntrovertモードになっている。おそらく今は、自分自身ってなんだろうって深く考えている時期なのかもしれない。そういう時期があっても大丈夫だし、むしろ人生を生きていく上で大切なことだと思う。


ショッピングモールでユニクロのパンツと、無印のボールペンと洗顔を購入。映画でも見ようかと思ったけど、ジュラシック・ワールドはもう終わっていたので、地下でオートミールとソイミルク、チキンを買った。抗生物質を1日2回飲まないといけないので、そのための朝ご飯として。
突然の停電
シャワーを浴びていたら、突如ブレーカーがOFFになってしまった。どうやら、隣の部屋の人だったり、向かい側の人もみんなそうだった。僕はブレーカーがOFFになってしまったら、まあそれならそれで、電気がない夜はなかなか体験できないから、それを楽しもう。
まるで原始時代に戻ったみたいで面白いじゃないかっていう感じで冷静だったんだけど、向かい側のフィリピンの人だったりが、めちゃくちゃ怒っていて、オーナーに電話したり、観光警察に電話をしたりしていた。それで、オーナーから電話があって、「ごめんけど距離がものすごく遠いから、明日の9時に向かうね」っていう感じだったらしく、それがめちゃくちゃ火をつけてしまって、フィリピンの人たちをすごく怒らせていた。
彼らはAirBnb本局にも電話をして、すぐに別のところにしてもらうように要請していた。何時間かして、彼らは去っていた。だけど、僕からしてみたらそれをするのがめんどくさい。いちいち電話して、状況を説明してって。
僕からしたら、いちいち電話して状況を説明するほうが面倒だ。それよりも、この「電気のない状態」という普段味わえない状況を楽しめばいいのにって思ってしまう。
俯瞰してしまう自分
しばらくパソコンをいじったりゆったりしていた。廊下で必死に対応している人たちを見て、つい笑ってしまった。人間って面白いなぁ、愛おしいなぁって。ChatGPTに聞いたら、僕はすぐに状況を物語にしたくなる「超俯瞰視タイプ」らしい。それはそれで面白い特技だなって思った。
ただ、オーナーが電話越しに「シャワーを浴びた人が悪い!」と言っているのが聞こえた。あ、僕だ。やばい。どうしよう。
ちょっと怖かったけど、部屋の外に出ることにした。マスクをつけて、「え、あなたの部屋もブレーカー落ちてるの?まじか」という感じで、あたかも知らなかったかのように共感しながら話した。結局、矛先はブレーカーが落ちたのに来ないオーナーに向いていたので、僕のシャワーが原因だとは責められなかった。安心した。
電気のない夜
怒っていた人たちはAirbnbが手配した別の宿へ去っていった。部屋はエアコンが止まってどんどん暑くなっていく。窓を開けて、夜中1時。汗が止まらない。ポカリスエットもなくなってしまったので、経口補水塩のパウダーを水に入れて飲んだ。
暑さに慣れてきて、ようやく目を閉じる。大正時代とか江戸時代って、こんな生活だったんだろうなぁって思うと、昔の人はすごい。
トラブル続きの旅。だけど、これこそ良い体験だし、むしろ面白かった。




