〜心のままに歩く旅〜
Besh Qozonに戻りたい—どこで食べてもあの味を超えられない

Besh Qozonに戻りたい—どこで食べてもあの味を超えられない

カルチャー, ストーリー,
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15時出発の約束が17時に起きる、それが僕たちらしい旅。バザールでナポレオンを食べ、ロシアの学費や育児休暇を語り、夜のブハラを映画のように歩いた。猫に餌を買いに戻るソーニャの優しさ。10日間の共同生活の最後の夜、人がいるからこそ人生は豊かになるんだと思った。

目玉焼きとリスペクト

ブハラ3日目。本当は8時30分に起きてバザールへ行ってその後にアパートから25分の遺跡へ行く予定だったんだけど本当に眠たくて11時まで寝てしまっていた。ソーニャは8時30分に起こしてくれたけどすぐに起きることができなかった。

2人で計画しても結局その通りにならない。そういうのはなにか面白さがある。

朝起きてソーニャが目玉焼きを作ってくれた。パンとバター、それから目玉焼きが朝ごはん。いつもご飯を作ってくれるからありがたいなぁって思いながらも椅子に座って待つだけだった。

だから食器が溜まっていたら絶えず洗うようにしている。それが僕にとって相手へのリスペクト。スーパーでも僕が積極的にお金を出している。

これが共同生活をするということなのか。これが一緒に暮らすことだよということを学べた良い機会だったかもしれない。

10日だからいいけどこれが永遠となった時にはどうなるんだろうって思う。きっとぜんぜん違うんだろうなぁ。鬱陶しい時もあるんだろうなぁってね。でもそれが人間として生きていく上で大切なことなんだと思うな。

ひとりの時間が大切

ソーニャとはだんだんと一緒に過ごしながらも常になにかを一緒にしていたりお話ししていたりというわけではなくて昨日は別の部屋で4時間くらいお互い違うことをしていた。

彼女はその時すごく上機嫌だった。だからやっぱりお互い1人になる時間は本当に大切なんだと思う。

僕はパートナーは自分の一部だと思っている。だからこそ相手が困っていれば助けたいしお互いに協力し合いながら高め合いながら人生を生きていきたい。

バザールでいちごとナポレオン

朝ごはんを食べた後はバザールに向かった。車の中ではほぼなにもお話ししない。ただ一緒にいるだけで心地よい。

バザールに到着してからはソーニャはスパイスを買ったり胡桃やなにかの実を買ったりしていた。おばあちゃんや同僚へのお土産だとか。僕は相変わらずなにも買わずに最後にいちごを買うことに。

ウズベキスタンスムが10,000円分くらいあるからなにか消費したいなってと思って。いちごは相変わらず高かった。1キロ180,000スム。

めちゃくちゃ高額。だけどどこを見ても圧倒的にいちごが売られているのが少ない。

やっぱり輸入なのか?それともローカルじゃないから高く設定しているのか?そんなことを考えていた。

市場を回りながら歩いていると美味しそうなサムサがあったので買ってくれて一緒に近くのベンチで試した。塩気がすごかったけどまあおいしかった。コカコーラを飲みたくなってしまうのを理解できるってソーニャが言っていた。

近くでナポレオンもあった。一切れ5,000スムという破格。クリスピーですごく美味しかった。こうやってお互いに食べ物を共有して美味しいね〜とかこれは良くないねとかそう言い合える仲。すごく心地よい時間だった。

コカコーラを買っていちごも無事に買えた。ロシア語で全部やってみてすごく楽しかった。ソーニャがずっと録画してくれていた。

15時出発が17時——それが僕たちらしい

タクシーでアパートへ帰った。ソーニャはすごく気分が良くてなんでこんなに気分が良いんだろうって思っていた。きっとひとりの時間が増えたから好きなように時間を使うことができていることなのかな?(笑)

アパートに到着してからはぐだぁって。お互いに15時に出発しようって言って同じ部屋のソファーで2時間寝てしまった。結局起きたのは17時。これが僕たちらしくて好きだった。価値観もあってよかった。

疲れたら寝ちゃって予定していたことができなくてもいいやっていうマインド。日本人の旅行はいつも忙しい。ここみてその後ここっていう感じにスケジュールがびっしり。それでは旅行じゃなくて疲れるだけだもんね。

ソーニャの元にイチゴを持っていった。ソファーで座りながら寝転びながら食べていた。ご満悦なようで。

ロシアの学費と育児休暇

ロシアの学費だったりのお話をした。ロシアは基本学費は無料だけど試験で良い点数を取った上位50%の人のみらしい。もう一度学位を取る場合は自分で支払わないといけないらしい。僕の大学は160万円だったことも共有してやっぱり高いよねと。

育児休暇のお話もした。ロシアは3年らしい。一部のお金が政府からもらえるらしく3年はめちゃくちゃ長いしすごくサポーティブでいいなぁって。日本は1歳になるまでだけだから本当に少ない。

Besh Qozonに戻りたい

タクシーで中心地にあるレストランZolotaya Bukharaへ。僕はチュチュバラ、プロフ、ほうれん草のサンドみたいなやつを注文。

ソーニャはマッシュポテトとケバブ、トマトサラダ。味は微妙で美味しいとは言えなかった。どこへ行っても最初にタシケントに行ったBesh Qozonが一番美味しかった。トマトサラダもプロフもお茶も。

タシケントに戻る理由ができて嬉しい。それはただ一つBesh Qozonへ行くこと。

映画のような夜のブハラ

ソーニャとは楽しい時間を過ごした。彼女と時間を共にするにつれてどんどん親密になっていく感じがした。でも親密になったところでまたさようなら。それが人生なのかな。

彼女と時間を共にしていると圧力もなく穏やかに過ごすことができる。だから本当に心地よいなぁって思った。それはきっと相手も同じことを感じているんじゃないか。僕は決して怒らない、常に穏やかだからね。まあ自分で言うのもなんだけど(笑)。

レストランを出た後は街を歩いた。ブハラの古い街並み。石で作られている建築。全てが異世界のようでとても新鮮だった。夜の雰囲気は昼とは全く違うとても静かな街だった。

ソーニャとまるで映画の世界に没入したかのように静かな街を歩いた。彼女はタバコを小さなショップで買ってすぐに外で吸っていた。タバコを吸っている時はまた違った雰囲気になってかっこいいなぁって思ったので動画を撮ったらストップって言われた(笑)。ロシアのミームのように。

1時間歩いて帰れる友達

僕たちは歩いてアパートへ戻った。こんな1時間もある距離を歩いて帰ることができるなんてきっとソーニャくらいだと思う。他の人と一緒に旅行してたら絶対レストランを出てすぐにタクシーを呼ぶだろうなぁって。

MBTIやlovetype16についても語った。ソーニャはINFJのボス猫だった。僕もボス猫なので恋愛スタイルは一緒だった。お互いに性格の特性をサイトを見ながら話し合ってお互いをよく知ることができる良い機会だった。

丁寧に一つづつみて相手を理解しようという姿勢を感じることができたので本当に嬉しかった。

猫に餌を買いに戻るソーニャ

スーパーにも寄って明日の朝ごはんを買った。猫が外にいて僕に餌をちょうだいってすごい訴えかけてたってソーニャが感じたらしくまた戻って猫の餌だけ買って与えていた。普通の人だったら無視するのにこういう些細なところ好きだなぁって思った。

家に帰って送金について話し合った。ソーニャの銀行はМИРっていう会社でいまは制裁の影響でお金を送ることができない。だから友達のカードからお金を送ることになったり。じゃあ彼女の家に遊びに行った時に無料でシャシリキ食べるねってジョークを言ったり(笑)。

最後の夜、人がいるからこそ豊かになる

今日が最後の共有する夜だと思うと旅はあっという間だなぁって思った。久しぶりの感覚だった。全てが本物で人間らしくすごく楽しかった。友達と一緒に平和に旅をして時間を共有しお互いを旅を通して知る。感情を共有しながら旅をできて本当に楽しかった。

一人旅とはまた違った楽しさがあるしもしソーニャがいなかったらできないことしなかったことがたくさんあった。だからやっぱり人生は自分一人でだけでは成り立たない。人がいるからこそ豊かになるんだなぁって思った。

嫌なこと不快なこといろんなこと含めて。そのドラマこそ人生を豊かにする一部なんだなぁって。ソーニャと旅をしてとても良い経験になった。ありがとう。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻