朝、尿検査と血液検査をした。便検査は昨日済ませている。

朝の尿はやっぱり少し赤っぽかった。おそらくミオグロビン(筋肉が壊れたときに出るタンパク質)がまだ排出されている感じだ。

チェックアウトは12時。あと4時間のカウントダウン。先生が来て血液検査の結果を見てくれた。CPK(筋肉の損傷を示す値)も正常範囲内に戻り、白血球も減少して元に戻りつつある状態。いい方向に向かっていることは間違いなかった。熱も下がったと伝えたら、「今日退院したい?」と聞かれて、もちろんYes。
今日の日本語翻訳の方は昨日とは別の人だった。この病院には何人もの日本語通訳がいるらしい。すごい。先生にお礼を言ってバイバイした。本当に無事でよかった。結局は僕の過大な心配性だったのかもしれない。最近ChatGPTで医学的な知識をいろいろ調べていたので、変に詳しくなっていて余計に心配してしまった。
45,202バーツの請求書

電話がかかってきて、4階でお支払いくださいとのこと。45,202バーツ。約20万円。想定内だったし、ここまで手厚く看病してもらって20万円は妥当だと感じた。
クレジットカードの付帯保険会社にすぐ電話して報告。1ヶ月以内に日本に帰る予定はないことを伝えたが、大丈夫とのこと。クレカ払いでOKだったので、一括で支払い完了。20万円を一括で払うなんて、いつぶりだろう。

点滴も完了し、シャワーを浴びて部屋を片付け、記念写真を撮った。病院でこんなこともあったなぁっていう、いい記念になった。
ホステルの温かさ
タクシーでホステルへ。事前に「病気で病院にいるのでチェックアウトが遅れるかもしれません」と連絡しておいたら、レイトチェックアウトでも大丈夫ですよと言ってくれていた。到着すると「Are you OK?」とすぐに声をかけてくれて、「ゆっくりしていってね」と。

部屋は大掃除中で2時30分まで入れなかったので、1階で待っていた。すると、別のスタッフがわざわざココナッツウォーターを買ってきて渡してくれた。優しすぎる。殻だけ取ってある丸ごとのココナッツで、飲んだ後にぷるんぷるんの果肉を食べることができた。めちゃくちゃ美味しくて一瞬で食べてしまった。下痢でマグネシウムやカリウムが失われていたから、体が欲していたんだと思う。
東洋医学と西洋医学
入院前に出会った中国人の友達が帰ってきた。僕の入院の話をすると、彼女はもともと病院で働いていたらしく、医療に詳しかった。彼女は東洋医学が好きで、マッサージやツボで血の流れを改善したり、漢方で免疫を使って治すのがベストだという考え方だった。
興味深い話ではあったんだけど、僕はちょっと疑問を感じた。実際に病気が治癒する過程は科学的に解明されていて、薬の有機化合物が体内で作用してホルモンや免疫反応を調整するという仕組みがある。もちろん東洋医学にも良い部分はあるけど、それだけですべてを治すというのは科学的根拠が足りないように思えた。表面的な説明だけでは腑に落ちない。とはいえ、こういう異なる価値観に触れられるのも旅の面白さだなって思う。
新しいホテルへ


ホステルのチェックアウトも完了。受付の人にノートにメッセージを書いてもらって、僕もメッセージを渡した。バイクで新しいホテルへ移動。今回の1週間は、一人になれるプライベートルームにした。Airbnbで予約した部屋はすごくいい感じだった。
人生で一番美味しいグリーンカレー

少し休憩してから、近くのレビューがいいレストランへ。グリーンタイカレーを注文した。これがめちゃくちゃ美味しかった。下痢しているのに全部食べてしまった。久しぶりのきちんとした食事は本当に美味しくて、今まで食べたタイ料理の中で一番美味しかったかもしれない。しかも60バーツ。
足を止めてしまった夜
夜、洗濯をしに行って、久しぶりにウォーキングをした。川沿いを歩いていると、さっきのレストランにいた女の子がベンチに座っていた。チャンスだって思ったけど、同時にすごく怖くなって、別の方向に歩いてしまった。
予期せぬチャンスは突然来る。だからこそ、「これは後悔しないか?このシチュエーションを買えるならいくら出すか?」って瞬時に考えて、メリットがあれば動くべきだ。怖いことって基本的に良いことでしかない。拒絶なんてされないし、僕はコミュニケーションが上手だってわかっている。きっとまだ経験不足で自信がないだけ。小さい経験を重ねていくしかない。
でも、今回はだめだった。仕方ない。
ふと思ったのが「後ろ盾」の存在。2年前に初めて一人で海外ノマドに行ったときは、店員さんにHelloって言うことすら震えていた。それに比べれば今はずっとましになった。だけど、やっぱり後ろ盾があるかないかで変わる。そう考えると、後ろ盾の存在って大きいよなぁって思う。
North Jazz Gate

川沿いを歩いてNorth Jazz Gateに到着した。ジャズがもう少しで始まるところで、たくさんの人であふれていた。外側からジャズを聞いていたけど、本当に心地が良かった。

ジャズは僕の心を穏やかに、そして陽気にしてくれる。少しだけ演奏を聞いて、また後日来ようと思って家に帰った。





