〜心のままに歩く旅〜
「僕は常に本物でありたい」——ルームメイトとの別れの朝に考えたこと

「僕は常に本物でありたい」——ルームメイトとの別れの朝に考えたこと

出会い, 気づき, ストーリー
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ルームメイトのルカとノートを交換し、3時間語り合った最後の朝。「期待しないためにはどうすればいい?」という問いへの彼の答えと、それでも「本物でありたい」と思った自分の話。

今日は9時30分に起きた。ルカにノートにメッセージを書いてほしくて、どのタイミングで言おうかなってずっと考えていた。これもOverthinkingかな。おはよーって言って、シャワーを浴びて歯磨き、着替え、パッキング。ルカも今日チェックアウトだから、お互いにパッキングをしていた。

ノートの交換

朝ご飯を食べながら、ルカにノートを渡して書いてくれない?ってお願いした。彼はフランス語でとても良いメッセージを書いてくれた。

僕も昨日書いたメッセージカードを渡した。すごく感動してくれたのか、一緒にハグをした。書いたメッセージを目の前で読まれるのは本当に恥ずかしくて、どう対応していいかわからなかった。だけど、こうやって自分の気持ちを伝えるということは本当に大切だし、いつまでも大事にしていきたい。

3時間の深い会話

それからルカとは3時間くらい、本当にたくさんお話をした。オランダとフランスの給料の話、経済の話、戦争や政治の話、恋愛の話。ルカは本当にきれいで、自分に正直で、誠実な人だった。

彼は3年付き合っている子がいるらしいんだけど、性格が全然違うこともあって、たくさん議論をしたこともあったらしい。僕はそういう経験がなくて、似た者同士の関係ばかりだったから、すごいなぁって思ったし、そういう経験もしてみたいと思った。

「期待しないためには?」

僕の最大の悩みと言っても過言ではないことを聞いてみた。「相手に期待しないためにはどうすればいいの?」って。

ルカの答えはロジカルだった。自分の中にレベルがあって、4つくらい。1は二度と話したくない人、2はまあまあの人、3は友達、4は人生で1〜2人しか出会わない本当に大切な人。4になったら期待することはあるけど、それ以外はない、と。

本当に大人な考え方だなって思った。人に期待しないって大切なことだよね。でも、僕は「期待しない&悲観的」か「期待する&人間らしく生きる」かの2択だったら、間違いなく後者だ。悲観的には生きたくないし、冷めた感じで生きるのは辛い。常に心をオープンにしていたい。もちろん、そこには大きなリスクがある。心をさらすことになるから。だけど、人間は感情の生き物だからこそ、僕は常に本物でありたい。それは変わらない価値観だ。

ルカとの別れ、新しいホステルへ

カオマンガイを食べてから、準備をしてチェックアウト。ルカは空港へ、僕は新しいホステルへ移った。

新しいホステルは部屋こそ狭かったけど、スタッフがとても感じ良かった。チェックインの時から丁寧に説明してくれて、日本のどこ出身?とか、おすすめの場所を教えてくれたり。僕が仕事をしていると言うと、コワーキングスペースも教えてくれた。すごく温かくて、本物だった。

チェックイン後、眠気がすごくて1時間以上寝てしまった。

ココナッツシェルとスタバ

雨の中、レインコートを着てココナッツシェルというレストランへ。ホステルを出る頃には小雨になっていた。人生ってこんなもの。Kao Soiやライスハンバーガー、タイティーを飲んだ。美味しかったけど、もう1回で十分かなって思える味。僕はきっと口が肥えているんだと思う。

スタバに来て仕事をしていると、店員さんに「勉強してるの?」って聞かれた。「チェンマイに1ヶ月滞在して、いろんなところを旅してるんです」って答えたら、若いのにすごいね〜って。やっぱり、形式的なやり取りよりも、こうやって日常的にちょっとした会話をする。これこそが人間らしくて、温かみを感じる瞬間なんじゃないかと思う。

心の余白と、恋心と

仕事が終わってから日記を書いている。今も、いろんなことを考えてしまっている。心に余白があるからこそ、過去の思い出を振り返って、理想を描いて浸ってしまう。「今を生きろ」って言うのは簡単だけど、実際に行うのは難しい。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻