〜心のままに歩く旅〜
初めての8時間列車と、ニャチャンで感じた違和感

初めての8時間列車と、ニャチャンで感じた違和感

面白い体験, ストーリー
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ホーチミン最終夜から始まった、初めての8時間列車旅。 眠れぬまま向かったニャチャンで見えた街の違和感、人の振る舞い、ローカルと観光の境界線。 移動の疲れとともに感じた、旅のリアルな一日。

眠れなかったホーチミン最終夜

今日は全く寝れなかった。寝ることができたのは、朝の6時だった。ホーチミンシティ最後の日で、自分の中では整理がつかないことがあったのかな。だけど、今日はニャチャンへ行く日だから9時に起きないといけなかった。

結局3時間だけ寝て、準備して、歩いて駅へ。ホステルからは9分で着くので、このホステルを選んでよかったなぁって思った。

初めての8時間列車に備えて

サイゴン駅に到着してからは、ロッテリアでモッツァレラバーガーとチーズスティックを注文して、今日の8時間の電車に備えた。人生で8時間の電車は初めてだったから、正直ワクワクしていた。

実際に電車の中に入ると、全部で15両以上ある感じで、クラスごとに分かれていた。今回は10時出発で18時到着だったから、寝る必要もないかなと思って、一番ランクが低い車両を選択した。

何もできない車内で、ただ過ごす時間

実際に座席は通路側で、驚いたのは食事用の机がついていなかったこと。本当は、電車の中で仕事をしたり、編集をしたりする予定だったけど、ことごとく何もできなかった。

だからもう寝ようと思って、すぐにアイマスクとマスクとイヤフォンをして眠ることにした。4時間くらい、眠りは浅かったけど寝ることはできた。雨がすごくひどくて、途中は湿気90%くらいの感覚で気持ち悪かったけど、なんとか切り抜けた。

乗っている間は、フエやダナンの宿泊、航空券、電車のチケットなどを買っていた。仕事の依頼も多くて大変だなぁと思いながら、ニャチャンでちゃんと楽しめるのかなって考えたりもした。

それでも、ベトナムの鉄道で8時間過ごすという初体験は、本当に良い経験だった。極端に悪いわけでもなく、クーラーもあって意外と快適。窓の外には田んぼがずっと続いていて、ベトナムってすごいなぁと思いながら眺めていた。

旅の途中で思い出す「もらったもの」

話は変わるけど、旅をしていると、ママからもらった宝物って何だろうと考えることがある。左利きであること、絶対音感、綺麗でかわいい笑顔、美しい声。思い返すと、たくさんあるなぁって思って、感謝の気持ちでいっぱいになった。

こういうことを考える時間って、普段の生活ではなかなかない。一人旅だからこそ生まれる感覚だなって思う。

疲れ切った8時間、それでも価値がある

それにしても、8時間はさすがに疲れた。机もなければ、特に何かできるわけでもない。ただ、外は雨、湿気は高い。正直、何もする気が起きない。

でも、これも旅の一部だし、こういう経験ができていること自体が、すごく幸せだなぁと思った。特にローカルの人たちと同じ環境で過ごすこと。それによって、自分がどう感じるのか、どんな感性や感情が生まれるのかを体感できる。これは本当に大切なことだと思う。

ニャチャン到着、そして小さな優しさ

もうすぐニャチャンに到着する頃、駅員さんがわざわざ僕の膝を叩いて「ニャチャンだよ」と教えてくれた。僕以外は全員ベトナム人の普通車両で、こうやって丁寧に声をかけてくれるのは本当にありがたかった。

彼は、少し汚れた場所で仮眠を取って、またネクタイを締めて仕事に戻る。これがハノイまで続くのかと思うと、相当な疲労だろうなと思った。だからこそ、彼の仕事は本当にすごいなと感じた。

ロシア語だらけの街、ニャチャン

重いバックパックを背負って外に出る。ニャチャンに到着した。その瞬間、それだけで嬉しかった。初めての電車旅を終えた達成感が込み上げてきた。

Grabを呼んでホテルへ向かう途中、街にはロシア語が溢れていた。実際、ほとんどがロシア人で、しかも若い人は少なく、30歳以上の人が多い印象だった。正直、少しRudeな雰囲気を感じることも多かった。

ホテルに到着した瞬間、Sonyaが言っていた「ニャチャンは2日で十分」という言葉がすぐに腑に落ちた。ローカルよりロシア人の方が多い街というのは、少し不思議な感覚だ。

クイニョンを選んでよかったと思えた理由

旅の前、クイニョンとニャチャンで本当に迷った。どちらもビーチがきれいだったけど、雨季の影響を受けにくいのがクイニョンだった。結果的に、クイニョンを選んで本当によかったと思う。ニャチャンも思ったほど雨は降っていなかったけどね。

振る舞いが空気を変える瞬間

ホテルにチェックインすると、おばちゃんは最初少し攻撃的だった。でも、こちらが感じよく接すると、向こうもすぐに柔らかくなった。

自分の振る舞いひとつで、相手の態度が変わる。この当たり前のことを、改めて実感した瞬間だった。

ロシア料理と、ローカルな夜

荷物を置いて、夜ご飯へ。地図を見ると、ロシア料理店が本当に多い。どこも気になった。

評価は高いのに人が全然いない店もあれば、満員で入れない店もある。その差が極端だった。せっかくだからと思って、ロシア人しかいないレストランに入ることにした。

久しぶりにボルシチとカツレツを注文。ロシア留学時代に何度食べたかわからない料理だ。味は普通。もちろんロシアの方が美味しいけど、まあまあ。

周りのロシア人たちはかなり強気で、注文も細かくて、ベトナム人の店員さんが困っていた。だからこそ、自分が優しく接すると、店員さんたちはみんな笑顔で返してくれた。

ニャチャン1日目の終わりに思ったこと

食後は1kmほど歩いて中心部へ。カフェで深夜近くまで案件をこなした。周りはロシア人ばかりで、本当に驚く。

マッサージ店では、女の子たちがロシア人とサッカーみたいなことをしていて、思わず笑ってしまった。こういう光景も、旅だなぁって思う。

そんなこんなで、ニャチャン1日目。

正直、もう帰ってもいいかなと思ってしまうくらい、情報量の多い一日だった。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻