〜心のままに歩く旅〜
Bun Rieuを2杯平らげ、1500円で度付きサングラスを作った日

Bun Rieuを2杯平らげ、1500円で度付きサングラスを作った日

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Bun Rieuをおかわりして店員さんを驚かせた朝、1,500円で度付きサングラスを作った午後、そして4年ぶりにロシア時代の友人Tranと再会した夜。ロシア語で学位を取ったIVF研究者の話に聞き入りながら、チャンスはいくらでもあると自分に言い聞かせた1日。

おかわりに驚くベトナム人と、4年ぶりのロシア時代の友人。

ヘルメットでぺっちゃんこの髪

今日は8時に目が覚めた。ベトナム人の友達と朝カニのスープヌードルを食べに行こうということで、一緒に行くことにした。だけど本当に眠たくて、結局9時30分に会うことにした。バイクタクシーで向かう。

髪を洗ったばかりでヘルメットを被ったので、到着した時は頭がぺっちゃんこだった。こういうところってベトナムではどう対処してるんだろう。僕はカメラの自撮り機能を鏡にして必死に髪の毛を直していた。本当にださい。

おかわりに驚かれるBun Rieu

彼女と会うときは全く緊張しない。自然で楽しいし、別に深く考えることも不要。Bun Rieuっていうカニヌードルを食べる。実際に食べてみるとすごく美味しかった。ベトナムのローカルフードはどれも最高に美味しい。

中には孵ったばかりだけど殺されてしまった鳥の卵が入っていた。僕は全くそういうのは食べられないので彼女にあげた。彼女はチリソースやエビペーストソースを中に入れていて、あいかわらずすごいなぁって思った。

がっつりの麺に大量の揚げ豆腐、お肉、それからカニでできたつみれのようなものが入っていた。脇にはカットレタスが大量にあってそれを入れて食べるだとか。僕はお腹が空いていたのですぐに食べてしまった。それで「おかわり!」ということで、もう一つ卵抜きのメニューを注文してもらった。

店員さんも彼女もすごく驚いていて、ベトナム人はおかわりでもう一度同じものを注文することはほぼないらしい。店員さんも2回来て「これってあってるよね?」って確認してきた。本当に面白い(笑)。2つ目も平らげて、彼女が食べ終わる前に食べてしまった。

レトロなカフェと、旅の記録

食べ終わってからはカフェに向かった。とてもおしゃれなカフェで、レトロな感じだった。中にはこわれたピアノやアンティークなものがたくさん置いてあった。

こういうカフェはタイやインドネシアには本当に少なくて、タイにはカフェ文化がなくて閉店時間が18時とか。それに比べるとベトナムは本当に最高だなぁって思った。同じくウーロンティーを注文した。

彼女がヨーロッパを旅していたときのコレクションを見せてくれた。アイスランドやオランダ、スペイン、イタリアのチケットやチェキだったり。トラベルってやっぱりいいなぁって思った。僕も昔はチケットを保存したりしていたけど、結局人は死ぬものだし、常に行くのは前のみ。過去は過去のもの。

あるのは現在。現在をどうするかで未来は決まる。そういう考え方になってしまった。だけどやっぱり、人生を振り返ってみて思い出は素晴らしいものになるなぁって思う。

12時に近づくとクラスがあるということで彼女はカフェを後にした。僕もタクシーに乗って部屋に帰った。めちゃくちゃ眠たかったから3時間くらい寝てしまった。

1500円の度付きサングラス

起きてからは洗濯をした。Airbnbには洗濯機はあるけどドライマシーンがない。だからまずそこで洗濯して、ドライマシーンは24時間営業のコインランドリーへ。洗濯している間は仕事をして、終わったら歩いてドライマシーンのところへ。おじさんが親切に使い方を教えてくれた。すごく思いやりがあるなぁって。

PhucLongでバインフランっていうベトナムのプリンと安定の烏龍茶を注文。めちゃくちゃ美味しかった。40分くらい仕事をしてすぐにドライマシーンへ取りに行った。万が一服が取られたら大惨事なので。

眼鏡屋さんにも行って、サングラスを度付きにしてもらった。なんと300,000ドン(1,500円)。こんなに安く15分くらいで度付きレンズにしてくれる眼鏡屋さんなんてあるのだろうか。お兄さんは僕のことを覚えていてフレンドリーに対応してくれた。

両手でお釣りをくれてケースも無料でつけてくれた。本当に良心的ですばらしい眼鏡屋さんだった。

歩いているときには、どうにか日本とベトナムをつないでビジネスできないかなって考えていた。彼と仲良くなって友達になることが第一歩だった。写真を一緒に撮っておけばよかったって。だけど自分はそれをしなかった。

ビジネスはこういうところにある。チャンスはいくらでもあるんだよ。そう自分に言い聞かせた。

4年ぶり、ロシア時代の友人Tran

20時からTranと会う予定。彼と最後に会ったのは4年前のロシア。大学のコワーキングスペースだった。しかも一言しかお話をしていなくて、全く会話がなかった。彼はシャイで僕もシャイだったから(笑)。それで今回やっとのことでハノイで会うことになった。

ベトナムの郷土料理のレストランで会った。僕は全く緊張せずに行くことができた。4年ぶりだけど、今日が初めてちゃんとお話をする日だった。さっそく握手をして、「よろしく、会えて嬉しい!」って。

IVF治療の世界

彼はトラディショナルな感じがして、お互いに向上心があるという共通点があった。終始キャリアのお話をしていた。今はIVF(体外受精)のお仕事をしていて、前までは12時間週7で働いていて死にそうだったらしい。今は週5だからまだましということだった。将来は幹細胞の研究をしたくて、大学院に日本か韓国に行きたいらしい。

IVF治療について色んなことを教えてもらった。1回の治療に80万くらいかかるらしい。ベトナムの平均年収が80万くらいなのに、それを1回で出す人がいるってすごいなぁって。まず患者の卵子を探して、精子と合体させて培養して母体に戻す。

高度な技術が必要で、彼は卵子を探す担当をしているらしい。卵子は平均で10個くらいあるけど、中には50個くらいある人もいるとか。だけど多いほどクオリティが低く、少ないほど高いらしい。僕も大学で生物の勉強をしていたのでお話がスムーズに進んだ。本当に面白かった。

ロシア語で学位をとった男

彼の第二言語はロシア語で、1年間でロシア語を取得してから4年間はすべてロシア語でBiomedicalを専攻したとか。

全く言語も知らない人がロシアに行き、新しい言語を学び、それで4年間で学位をとる。そこにはたくさんの葛藤やメンタルブレイクもあるに違いない。なのに彼はそれをこなしていて、本当にすごいなぁって思った。

辛いことはもちろんあるけど、終わってから振り返ると素敵な時間だったと思う。感情の上下があるからこそ、人間として生きている感覚を感じることができている時間だったからなのかな。彼の向上心やエネルギーは本当にすごかった。

巨大な鍋と、達筆な冒険ノート

食べ物はBánh tráng cuốn thịt heoとlẩu riêu cuaを食べた。前者はいろんな野菜と豚肉を巻いてタレにつけて食べるもの。後者は鍋。こんなに食べられるのかって思ったけど案外食べることができた。本当に巨大だったので2人で食べるものじゃないだろうなぁって。

お会計は彼がお支払いしてくれた。700,000ドン(4,000円)くらい。ベトナム人にしてみたら2日分くらいの給与だと思う。

本当にありがとうの気持ちでいっぱいだった。「日本に来たときはご馳走してね」ということだったから「もちろんだよ」と。

冒険ノートにメッセージを残してもらった。彼の字は達筆だった。書き方もとても美しかった。最後に握手をしてバイバイした。とても美しい時間だったし、会話が止まらないほどに楽しかった。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻