〜心のままに歩く旅〜
怖いところに光がある。ベラルーシ人のジェーニャとその家族と過ごした夜

怖いところに光がある。ベラルーシ人のジェーニャとその家族と過ごした夜

出会い, , 面白い体験
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ジョージアで勇気を出して話しかけた友人ジェーニャと、イスタンブールで再会した夜の話

彼の目はすごく輝いていて、僕に会えたことがすごく嬉しそうだった。

その笑顔の理由を、僕は知っている。ジョージアのホステルで、僕が先に話しかけたからだ。

雨の日曜日、富士フイルムは休み

9時40分に起きた。10時30分までが朝食だということだったから10時にテラスに向かったんだけど、ほとんど残っておらず、プレートにいろいろ盛り合わせてあっただけだった。僕が最後の客だった。みんな食べるの早すぎだろって笑

一切れのパンにじゃがいものサラダ、ゆで卵1個と水が朝ごはん。オンラインで出会った子と会えるといいなと思ったけど返信がなかったので、カメラを買いに行くことにした。アヤソフィアの近くは観光の中心地だから、食事も全てめちゃくちゃ高い。

富士フィルムがあるカドキョイへ。雨が降っていて風もめちゃくちゃ強く、傘が壊れそうになるくらいだった。1週間前のイスタンブールとは全く違う。前に行ったハンバーガー屋さんでお昼を済ませた。前回タイでカメラを買おうとして15分遅れただけでお店が閉まってしまったことがあるので、今回はそうならないといいなと思いながら向かった。

富士フィルムのお店に着くと、なんと閉まっていた。Googleマップを確認すると今日は休みの日だった。日曜日だから。日本の週休を送らなくなって1年以上、いつ起きても問題ない生活が続いているから、今日が何曜日かなんて全く頭になかった。最初から確認しておくべきだった。仕方ないので帰って日記を書くことにした。数日分溜まっているので、そろそろ書かないと。

忙しくする方が生き生きする、という発見

電車に乗ってホステルに戻ることにした。今夜会う予定だったジョージア人の友達がお父さんの仕事を手伝うことになったので、代わりにポーランド人の友達と会うことにした。朝10時に起きたのに13時まで昼寝してしまうくらい、よっぽど昨日が疲れていたんだろう。まあそんなこともある。それが旅だったりする。

ホステルに戻ってメッセージを見ると、ポーランドの友達ジェーニャが、さっきいたところのすぐそばのビールを飲む場所にいるとのこと。まじか!45分かけて戻ってきたのに、また行くことになった。30分だけベッドでゴロゴロしてから出発した。

最近、ホステルでの出会いでも僕からWhere are you from?って言っている。昨日の夜ご飯でも自然体に話せていた。すっかり慣れて、いちいち考えなくなったので、自己否定や自分は魅力がないのかなという不信が最近薄らいでいるように思う。間違いなく忙しい日々を送り、いろんな人と出会う機会があるからだと思う。だから、暇というものは本当に悪なんだなと改めて思った。忙しくする方が良いという発見だった。予定を入れて忙しくしている方が生き生きするし、新しいタイプの人と交流することで新しい自分に出会える。コミュニケーションの術を学べる。

ジョージアやアルメニアなどの小さな国よりも、トルコのような大きな国の方が僕は向いてるなと思った。人口が少ないと、そのコミュニティに合わなかったら死活問題。トルコのような大きな国だと、自分と合わない人がいる分、合う人もたくさんいる。マッチングアプリでも、ジョージアでは0件だったのが、トルコでは2日で13件。国民性や人は大事だと思う。たくさんライクをくれる国=自分がそこにいていいよって承認されていると感じることができるから、自分をありのままでいられることに繋がる。

ジェーニャとの再会

歩いてジェーニャがいるバーへ向かった。そこは、本当に富士フィルムの近くだった。久しぶりに彼に会うことができるから、本当にワクワクしていた。ジェーニャはすごく独特な雰囲気で、すごく普通の人とは違う空気を持っていた。そんなオーラを感じていた。

バーに到着して、ジェーニャが迎えに来てくれた。

彼の目はすごく輝いていて、僕に会えたことがすごく嬉しそうだった。心から歓迎してくれて、僕はすごく嬉しかった。その気持ちがすごく伝わったんだ。人間って心から歓迎してくれているのか、そうじゃないのかって、目を見たり、微動な動作でわかってしまうなと。ここが面白いところだよね。ロジックでは表すことができない、言葉では表すことができない。感情という感じるものだものね。

お母さんと弟、ビールとバーの猫

バーにはジェーニャのお母さんと弟がいた。握手をして挨拶した。彼らはすでにビールをたくさん飲んでいて、僕が加わったので追加でビールを注文してくれた。

そんなこんなで、僕たちはビールを飲んだ。

バーには猫もいて、みんなの足元をうろうろしていた。

気づけば僕の膝の上に。

猫を撫でながら、話を続けた。

ジェーニャはルーマニア旅行のことや、これから行くブルガリアの話、過去に行った国についていろいろ教えてくれた。ルーマニアからトルコへはバスで来たらしく、すごく安いだとか。2.5年後にポーランドのパスポートをもらえるので、そうしたら日本に旅行できる!ってすごく楽しみにしてくれていた。彼のお母さんの家も見せてくれた。ベラルーシは家というより土地という概念らしく、周りに広大な土地があるらしい。日本の家と庭と駐車場とは大きな違いだった。

彼の弟とお母さんとはロシア語で会話した。なぜロシア語を話せるのか、大学で何をしたのかを聞かれたり。ロシア語で会話することが大好きだから、本当に楽しかった。

2軒目のバー

ビールを飲み終えてからは、別のバーに行こうってなった。歩いて、近くのバーへ行ったんだけど、そこはなぜか雰囲気があまり良くなかったので別のバーへ。

賑やかな音が漏れてくる通り。

そこでは、フルーティーなビールを飲んだ。ローカルなバーだったからなのか、ビールの価格は良心的だった。すごく美味しかった。

ベラルーシの食べ物のドラニキや、ゼリーの中に野菜が入ったハラジョーク?っていう食べ物について話したり、日本の寿司とベラルーシの寿司の違いも話した。ベラルーシの寿司は寿司ではなくロールだよ!って伝えると、そのシンプルさにすごく驚いていた。価格も安いから早く日本に行きたい!って笑

彼はなるべく現地語を使いたいらしく、支払いもカードではなく現金。ポケットには100ユーロを換金した大量のトルコリラの紙幣があった。

23時のイスケンデル

ビールを飲み終えてからは地下鉄に乗って、ヨーロッパサイドへ向かった。夜ご飯を食べてなかったから、23時になっていたけど、ケバブ屋さんに向かった。

賑わう夜の通り。

僕はそこで、イスケンデルを食べた。

ジェーニャとは、次にどこの国へ行くのか、週にどれくらい働いているのかを話した。ベラルーシにいた時はコンストラクションの仕事で24時間連続労働もあったとか。今は1ヶ月200時間働いているらしく、僕は1日3時間も働いてない気がして、なぜか申し訳ない気持ちになった。日本の文化や、僕がなぜ日本に適応できないのかについても話した。

ジェーニャは将来、小さなバンを改装してヨーロッパを旅したいだとか。すごく素敵な夢だなと思った。僕も、スペインのビーチサイドを車で走って彼女と夕陽を見ながらもこもこのベッドで寝たいという話をした。バンを運転できるのもパスポートをもらう2.5年後かららしい。永住権を取るのもすごく難しいんだなと改めて感じた。頑張って夢を叶えてほしい。

勇気が導いた出会い

とにかく、彼との時間はすごく充実した時間だった。一つ一つの会話に意味があり、本当に楽しかった。夜ご飯を食べてからは、彼のホテルに向かった。ベラルーシからのお土産があるということで、クランベリーのデザートとチョコレートを持ってきてくれた。

本当にありがとう。

弟とバイバイをして、お母さんともバイバイして、最後にジェーニャともお別れ。また明日会えたら会おう!って。それで、もし会えなかったら次はポーランドで会おう!って。

彼は本当に誠実で、上品で、優しく思いやりがある友達。改めて、ジョージアでホステルに泊まっていてよかったし、彼に話しかけたあの日。僕が勇気を出したからこそ、今の出会いがあると思うと、やっぱり人生は面白い。そして、怖いところに光があったりする。

そんなことを学んだ時だった。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後、Web制作を独学で学び、2022年よりフリーランスとして活動開始。現在は世界一周をしながら、Webエンジニアとして働きつつ、「旅するように生きる。感動するように働く。心でつながる。」をテーマに、ブログ・YouTube・SNSで発信を続けている。観光地を巡るのではなく、“その国の空気を吸い、その土地で暮らすように滞在すること”を大切にしている。将来の夢は、ヨーロッパに拠点を置き、クリエイティブで多国籍なチームをつくり、国境を越えたプロジェクトを生み出すこと。そして、自ら操縦桿を握るパイロットになること。音楽とファッションは人生のインフラ。イヤホンには非常に辛口。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻