〜心のままに歩く旅〜
フィリピンで見つけた、“家族”じゃない絆の形

フィリピンで見つけた、“家族”じゃない絆の形

出会い, ストーリー, 面白い体験
|
Clock

2 min to read

朝食は干し魚にココナッツパンケーキ、バナナ入りの牛肉炒め。ビーチでは10歳のElaと貝殻の話をして、Pingから手作りのココナッツポーチをもらった。マンゴーフェスティバルで甘さを堪能し、帰りの船でRachelleが渡してくれたマンゴーを手でむいてかぶりつく。3日間の感謝を伝えて別れた夜、フィリピンが「人のあたたかさで一番好きな国」になった。

朝8時、ふと目が覚める。PingやChelleはまだ眠っているようで、ドアは静かなまま。不安がよぎる。「もしかして、僕を置いていってしまったのでは」と、そんな思いが胸をよぎる。けれど、起こすのも悪い気がして、ドアの前でじっと待った。身支度を整えて、もう一度ベッドに戻ると、Pingがドアをノックしてくれて、ほっと胸をなでおろす。

10時頃、Rachelleのおばの家へ向かうことに。前夜は2時まで仕事をしていたせいか、体が重かった。到着した家には、ウイスキーコレクションがずらりと並び、玄関にはイエスの像。信仰が根づく家だった。

朝食はまるで祝祭のようだった。干し魚や炒り卵、ココナッツパンケーキに牛肉とバナナの炒め物。どれもフィリピンの温もりが詰まっていて、初めての味ばかり。特にバナナ入りの炒め物は衝撃だったけど、驚くほど美味しかった。甘いギマラスのマンゴーをスプーンで掬って口に運べば、自然と笑顔がこぼれる。

お腹を減らすため、次はビーチへ。Pingに誘われて、Elaと海へ。10歳のElaは英語も達者で、まるで大人と話しているような感覚だった。

貝殻の話、泳ぎの話、小さな世界が広がっていく。子ども扱いしないこと、それが大切なんだと改めて感じる。海では…なんと、うんこが浮かんでいた(笑)。衝撃のリアルもまた、ローカル旅の一部。

Pingからもらったお土産

Pingが僕の写真を撮ってくれた後、彼女は手作りのココナッツポーチをくれた。「Gimaras」の文字が刻まれたそれは、僕の旅の記憶をそっと包んでくれる宝物。着替えを終え、いよいよマンゴーフェスティバルへ。

マンゴー食べ放題には長蛇の列。

結局諦めて、屋台でマンゴーやマンゴーワイン、そしてマンゴーピザを買うことに。Elaとシェイクを飲みながら、ギマラスの甘さを体いっぱいに感じた。

その後、白く高くそびえる風車へ向かう。Pingの運転には頭が下がるばかり。風車のふもとで写真を撮りながら、風力発電の仕組みにふと興味が湧く。

帰り道、船に車ごと乗り込む。Rachelleが手渡してくれたマンゴーを、包丁もなしに手でむいてかぶりつく。

その甘さは旅の余韻をさらに深くしてくれた。食べ終えたマンゴーの種まで、Rachelleが手で受け取ってくれた。フィリピン人の「気にしない優しさ」に、胸があたたかくなる。

夜はJapaneseレストランへ。たこ焼きの中にタコが入ってない。豚骨ラーメンに白いキノコ。味も姿も「日本風」だけど、そこにあるのはフィリピンらしさだった。RachelleとPingは、興味津々でメニューを眺めていた。

最後にATMトラブルもあったけれど、無事解決。ホテルに向かう途中、僕は3日間の感謝を伝える。日本のお土産と写真を渡して、PingとRachelleにさよならを告げた。

AJが繋いでくれたご縁。PingとRachelleがいてくれたから、ギマラスでしか味わえない時間を過ごすことができた。13万円の旅費以上の価値、かけがえのない体験。

今、東南アジアで心から好きな国を挙げるとしたら、ベトナム・インドネシア、そしてフィリピン。特に人のあたたかさでは、フィリピンが圧倒的だった。

マイメロディに似たキャラクター(笑)

#Keywords

● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻