〜心のままに歩く旅〜
期待が生んだ静かな失望と、手放すという学び|ホーチミンで考えたこと

期待が生んだ静かな失望と、手放すという学び|ホーチミンで考えたこと

ストーリー, 気づき
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旅の途中で感じた、期待とすれ違いの痛み。 ホーチミンでの何気ない出来事をきっかけに、「人に期待しすぎないこと」「感情をその場で処理すること」の大切さに気づく。 疲れているときほど、自分のフローに耳を澄ませる。 静かな一日から得た、長く旅を続けるための内省の記録。

今日も、なんだか疲れている日。気づいたら13時になってしまっていた。シャワーを浴びて、いつものように支度をする。なんだか最近疲れているのかなぁって思う。だけど、僕たちは人間なんだから、フローに従っていいのかなって思ったりもする。

昨日買った「The wealth money can't buy」っていう本に書いてあった。自分のフローにもっと耳を傾けること。疲れているときは、体はその通りにするから、しっかり休む。そういうときがあるからこそ、本当に大切な時に自分の力を発揮できるって。

だから、きっと自分は今は全体的に疲れているときなのかなって思った。

今日は、最初にVittelというモバイル会社のところへ行った。僕のSIMカードが1ヶ月限定なので、もうすぐ1ヶ月で5日ほど延長する必要があった。実際に行ってみると、どうやら今延長っていうことができないらしくて、1日、3日、7日っていう選択しかなく、また新しくSIMカードを買う必要があるとのことだった。だから、出国の7日前に再び行くことにした。それからのこと、歩いてお昼ごはんを探すことに。結局、前に行ったブイビエン通りの近くの地下にあるフードコートみたいなところで、ヌードルを食べた。

普通に美味しかった。その後は、バイクタクシーに乗って、サイゴン郵便局へ。ここに来るのは2023年以来。

今回、友達に手紙を送りたいなぁって思って、そこでポストカードを購入して、手紙を書いて送った。切手を買うために長蛇の列ができていて、だけどベトナム人の係員は平気で普通のスピードで焦ってもいなかったので、早くしてくれないかなぁって思った。

これが、僕の価値観と他人の価値観の違いだった。自分はせっかちなのか、時間を無駄にしたくないって思う。だから、並ぶのも好きではないし、効率が悪いのも本当に腹がたってしまうタイプ。それで、ようやく切手を購入。1枚30000ドンなので、150円。送料が150円は本当に安いなぁって思った。

それからのこと、またタクシーに乗って今度はFuji Xという場所へ行く。そう、僕は富士フィルムのカメラがほしいなぁって思っていて、この世界一周でフィルムカメラ風の写真を取りたいって思うようにここ最近すごく思うようになってて。だから、この機会にせっかくだから、自分のほしいX1000Viっていう機種を見に行こうかなって思った。それで、実際に到着して行ってみると、それがない!

バブルティーは安定に美味しい

なんと人気だからということで、そこには置いていなかった。とても残念だったけど、まあしかたないかなぁって。それに、僕のメンタルも疲れていてそれどころではなかった。それから、近くのカフェに行って少し仕事をする。2時間くらいして、外に出て、近くに大きな広場があった。そこは、芝生一面でたくさんの人がランニングをしていたり、そこでピクニックをしていたり。みんな本当に若くて、年配の人が本当に少ない。

ここベトナムに来て感じるのは、やっぱり平均年齢がみんな若すぎるってこと。本当に驚くほどに、みんな20〜25歳が60%以上ってくらい感じる。カップルだらけだし、みんな活気がすごい。やはり、ベトナムには未来があるってまた感じる。

僕はその芝生で寝転びながら、本を読んでいたり、自分のSelf-introspectionをしていた。自分の思っていることや、最近感じていることを考えていた。

最近、少し悲しい気持ちになる出来事があった。

原因はとてもシンプルで、自分が相手に期待しすぎてしまったことだった。

「もし会えたらいいな」という軽い言葉を、いつの間にか確かな未来のように受け取ってしまう。

相手の状況や気持ちは変わるかもしれないのに、そこに自分の感情を乗せすぎてしまった。

時間が空いたことで距離が生まれたり、求めているものが最初から違っていたり、ただタイミングが合わなかっただけかもしれない。

それは誰が悪いわけでもなく、ただ起きたことだった。

初対面のぎこちなさや、体調、場の空気。

そういう小さな要素が積み重なって、関係は静かに流れていくことがある。

残念さは残るけれど、「期待していたからこそ生まれた感情」だと気づいた。

そして、タイミングが合わなかっただけの出来事を、必要以上に自分の価値と結びつける必要はないんだと思えた。

それで、芝生では自分の感情について学んだ。こういう経験、つまり相手に裏切られた、相手が離れていった(自分が期待していたから、こう考えているだけで、別に相手は離れていないし裏切ってもない)経験が多いと、どんどん自分の中にresentment stackが積み重なってしまって、世界を色眼鏡で見るようになってしまう。

ぜんぜん意地悪していないのに、みんなが悪い人のように見えるし、世界は意地悪な世界だってなってしまうんだよね。で、このresentment stackを処理していくことが大切ということが本に書いてあったこと。つまり、こういう出来事を気軽にlet it goできるようになること。

それには、まず自分が今感じている感情をしっかり受け入れ、例えば悲しい気持ちや苛立ちの感情があれば、それを感じる。否定しない。そして、次に自分を認めてあげる。ああ、いま辛いんだね。悲しいんだね。苛立ってるんだね。いいんだよ、それで。って。そして、最後に感情を感じ切る。それこそ、泣く人って感情処理が上手い人だなぁって思う。

感情を最後まで感じ切る。これをやっていると、resentment stackは積み重なっていかないので、その場で処理ができるようになる。

そうすれば、自分と向き合う時間が長くなっていくから、だんだん自分軸が育ってくるので、他人がどう思おうがどうでも良くなる。これが今日学んだことだった。そして、辛いことがあって相手に腹が立った時は、相手に思いやりを持つことが大事であることを学んだ。

相手は自分が持ってるAdvantageを持っていない、相手の状況はこちら側から見えない。だから、相手の振る舞いや行動には必ず意図があるし、それが必ずしも全て自分が悪いからとか、それに帰するわけではない。相手の事情っていうのがある。だから、その見えない部分に対してこちら側から寛容になる。それは本当にすごいことだけど、できたらそれこそが、豊かな人っていうのかなってね。

夜は、Vincomセンターの地下にあるスーパーでお買い物。アロエのヨーグルトと、DOVEのシャンプーとリンスを購入。

やっと、ここまで来てきちんとしたシャンプーとリンスを買うことができた!やっぱり、旅だからシャンプーはなんでもいいとかそういうのもあると思うけど、自分をケアするという意味で、自分を大切にしてあげることは自己肯定感につながるし、本当に大切なことだなって思った。だから、髪をケアするというよりも、自分をケアするという意味で、これは良い買い物だと思った。

レジに並んでいるときに、ここのエリアは富裕層の人ばかり住んでいる場所だから、もちろんみんな服もしっかりしていると思ったんだけど、面白いのが富裕層でも財布を持つっていう文化がないからなのか、みんなお札を輪ゴムで縛って持ち歩いていて、本当に面白いなぁって思った。

ここからも、ベトナムがどれだけ平和な国なのか、治安がそこまで悪くないのかっていうのがわかるなぁ。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻