〜心のままに歩く旅〜
中国国境の街ランソンの塔でビールとひまわりの種—2年ぶりの再会

中国国境の街ランソンの塔でビールとひまわりの種—2年ぶりの再会

出会い, ストーリー, 面白い体験
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VIPバスでランソンへ。中国国境の街は保守的でハノイとは違う空気。2023年に3日間案内してくれたトアンと再会し、塔の上でベトナムの国旗を眺めながらビールを飲む。ひまわりの種を丸ごと食べて笑われ、深夜の屋台で最高の餅スープに出会い、そしてビールで吐いた。トアンと会う初日はなぜかいつも吐く。

ランソンへ、VIPバスの旅

今日はランソンへ向かう日。2023年にベトナムに初めて来た時に会って3日間一緒にツアーをしてくれたトアンと会えるので、すごくワクワク。

朝起きてすぐにシャワーを浴びてGrabでフォーを注文する。パッキングと同時にフォーを食べて12時15分に間に合わせる。本当はチェックアウトが11時だったんだけど、オーナーさんに聞いたら12時でもいいよということだったのでありがたく12時まで。

トアンがVIPバスを予約してくれていたのでピックアップポイントで待つ。クラクションを鳴らされて前を向くとバンが到着していた。

まずそこに乗り込んでバスがある場所まで向かった。相変わらずベトナムらしくバスは満タンだった。VIPバスに乗り込んでランソンへ。僕は眠たかったので1時間くらい寝てしまった。

ランソンは中国の国境近くにあって標高がすごく高い。だから気温も下がる。初めてベトナムの山岳地帯に行くのですごくワクワク。

ランソン、ハノイとは違う空気

到着してからはホテルにすぐチェックイン。バスがホテルまで乗せていってくれた。受付の人は日本語が少し話せて日本語で対応してもらえた。カードが使えなかったので近くのTechcomバンクで3,000,000ドンを引き出した。

ランソンの街を歩いていると、ハノイとは違う雰囲気を感じて面白かった。人々がやっぱり保守的な感じがする。雰囲気が少しだけ重い。中国が国境だからなのかな。サークルKなどの24時間のお店もないので歩いて近くのスーパーへ行くしかなかった。

チェックインを終えて部屋で少し休憩してから、歩いて向こう岸のシェラトンがあるエリアへ向かった。シェラトンの下には小さなショッピングモールがあるので、そこでなにか食べようと思った。

Vincomセンターに入ったんだけど規模が小さすぎた。飲食店はロッテリアと韓国のトッポギのお店しかなかった。

ロッテリアでチキンとライスとポテトを食べて、スーパーで水とヨーグルトとバナナを購入。バドミントンの足バージョンのようなスポーツをやっている人もいて、田舎だからこその暮らし方という感じがした。

歩いてホテルまで戻る。ランソンの雰囲気を感じながら街を歩く。また別の世界を攻略しているようで、楽しいけど少しドキドキという気持ちだった。

トアンとの再会、屋台で乾杯

トアンが迎えに来てくれた!お土産の抹茶と千と千尋の神隠しのノートを持って外へ。トアンとはハグをして久しぶりの再会に最高の笑顔になった。

初めてベトナムに来たときに一番最初に会って3日間案内してくれた友達。彼女のおかげでベトナムが大好きになったっていうのも過言ではない。

近くの屋台でチャーハンとフォーを注文した。トアンは初めて会ったときと全く変わっていなくてそのまま。

いつも笑顔で共感能力が高くて、本当に素敵な人間だなぁと感じた。屋台には豚の脳みそや大腸が売っていてベトナムだなぁって思った。もちろん食べることはできないし食べたくもないけど(笑)。

お母さんとは別居中で今は同僚の人と住んでいるらしい。言語学校の事務をやっているけどすごくつまらないだとか。やっぱりみんな悩みがあるんだなぁって。ランソンの人たちは外国人が少ないからこそみんなとても興味を持ってくれて、すごく優しかった。

聞き上手のトアン

トアンとお話をしていると本当に笑顔になるし会話が楽しい。彼女はとても聞き上手で、僕は気づいたらずっとお話をしていた。

いつも自分のお話をしすぎると申し訳ない気持ちになるんだけど、この時はそれさえも忘れてたくさんお話をしてしまった。

本当に社交性があって感じが良くて。もちろん一人になったときはきっと違うと思うしたくさん疲れてヘトヘトだと思うけど、それが人間らしくて素晴らしいなぁって思った。そんなトアンと出会うことができて本当に嬉しかった。

僕がベトナム人が一番好きだよ〜って言うとそれもすごく理解してくれて、南ベトナムと北ベトナムでの違いだったりもいろんなことをお話した。あっという間に時間が経ってしまった。

塔の上でビール、ひまわりの種事件

ランソンを一望できるベトナムの旗がある塔があるらしく、そこで若者たちはビールを飲むらしい。僕たちはビールを買ってそこに行くことにした。Winmartで333ビール、ハノイの黄色のビール、サッポロビールを購入。タイの辛いお菓子とひまわりの種も。トアンのおすすめらしい。

トアンといるといつも新しいものを試すことができるし、いつも新しい発見がある。彼女はINFPらしい。僕はずっとENFPだと思っていたのに驚きだった。

バイクに乗って塔に向かった。入口でトアンはいくらかお支払い。赤色の封筒にベトナムのお金を入れていて、財布を持ち歩かないのが本当にAncientな感じで面白い。塔の上に登るときは暗かったけど楽しかった。それに彼女は僕よりも2つ年上だった。僕と同級生だと思っていたのでずっとタメ口を使っていた(笑)。

塔の上に到着。ベトナムの国旗が揺れている。ベトナムを感じながらビールを飲む。僕は気になっていた黄色のハノイビールを飲む。トアンはサッポロビールを飲む。美味しいのかまずいのかわからなかった。普段はビールを全く飲まないから。

ベトナム人はひまわりの種を食べながら話すのが大好きらしい。僕は食べたことがなかったから、いきなり全部食べてしまってトアンが止めてくれた。どうやら皮をとって中の身だけを食べるらしい。なるほど(笑)。本当にたくさんのお話をした。

お互いの夢やいまやっていることをたくさん共有した。彼女は経理の勉強をしていて月に2〜3回ハノイに通っているだとか。動物の夢だったりも語ったりした。トアンの夢は僕のお母さんの夢と同じだから本当に不思議なものを感じた。夢の国はエジプトらしく、女性だけでは危ないからなかなか行けないよねって。将来一緒に行けたらいいなぁって思った。

彼女はなにか人が本当に良いなぁと感じた。だから時々自分を犠牲にしているような気がする。もっと遠慮せずに自分の好きなようにしてほしいなぁって思った。心の奥底にそういう寂しさだったり諦めがあるような気がした。

トアンが日本にいたときの5年間の船橋市の懐かしい思い出だったりも語ってくれた。

深夜の屋台と、ビールの代償

ビールを飲んでいると管理人が来たので、そろそろ行くかということで塔を後にした。僕はフラフラしていた。バイクに乗ってホテル近くの公園に来て、ブランコに乗りながらいろんなお話をした。結婚か自由かについてだったり、日本の懐かしいお話だったり。人がぜんぜんいなかったのでトアンは不思議がっていた。

だんだんと気持ち悪くなってきた。どうやらビールに酔ってしまっていた。お腹もあまりにも空いていたので、12時過ぎてもやっていた屋台へ行くことにした。

そこで食べた餅の中に入っているきくらげとお肉のスープ。これはまじで美味しかった。最高に美味しかった。北ベトナムの食べ物らしい。本当に好きになってしまった。

ホテルまで送ってくれて、到着した瞬間すごく気持ち悪くなって吐いた。めまいが止まらなくてふらふら。調べたところ脱水していて簡単に酔ってしまうらしい。最近水ばかりを大量に飲んでいてミネラルも一緒に出てしまっていた。ORSと塩分サポートパウダーを水に溶かして飲んで、ドンペリドンを飲んでベッドで寝込んだ。

ビールはもう当分飲まない。水を飲むときは塩分を意識すること。大切な学び。なんでトアンと会う初日はいつも吐くんだろう。2023年は成田空港からベトナムに来たときに吐いたんだよなぁ。懐かしい。

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● Profile

Kota Ishihara(いしはら こうた)

近畿大学理工学部生命科学科卒業。卒業後は、Webサイト制作を独学で勉強し、2022年10月にフリーランスに。その後、海外に拠点を移すために海外視察を開始し、ヨーロッパ、東南アジアなどを一人で冒険をし、さまざまな人と交流する。将来の夢は、ヨーロッパに移住し、クリエイティブ・多国籍企業を作り、多種多様なクリエイティブプロジェクトをしていくと共に、パイロットになり世界を旅すること。音楽・ファッションなしでは生きられない。イヤホンにはとても辛口評価。尊敬する人は岡本太郎。

#同じ旅の余韻